会見でバンドーは、数年前に仕事を紹介されていた建築会社社長の実兄の誕生日パーティーへの出演依頼を受け、2コンビに仕事を仲介したとされる。バンドーは、かつて2コンビから「何かあったら仕事をください」とお願いされ、「(事務所を通さない形で)直接大丈夫なの?」と確認した上で仕事を斡旋したようだ。なお、報酬の30万円は当日のうちに3等分したという。
会見終盤、バンドーは2コンビに関して「ダマしたわけじゃなくて、僕も分からなかった。安易な考えで誘ってしまい申し訳ない」と頭を下げた。
そんなワケあって、謹慎中のスリムクラブだが、“闇営業”以外にも真栄田賢と内間政成はそろって“美女お持ち帰り失敗談”を25日発売の『FLASH』(光文社)に報じられるなど、踏んだり蹴ったりの事態である。
同コンビは、2005年に結成した沖縄出身の漫才コンビ。10年の『M−1グランプリ』では、準優勝に輝き一世を風靡した。実力派として注目されているコンビだが、同郷の先輩に当たるガレッジセール・ゴリと真栄田の不仲は知られるところ。
2017年10月放送の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に真栄田が出演。その際に、ゴリとの確執を激白している。
番組では、同郷の後輩コンビ・大自然の里が「真栄田さんはガレッジセールのゴリさんと仲が良くないんじゃないか」と疑問を抱き、「楽屋で目も合わせず、終始会話は見なかった。何度もその光景を目にして…」と両者が“犬猿の仲”だと指摘したのだ。すると真栄田は、「正直に言いますけど、大嫌いなんです」とブチまけたのだ。
さらに真栄田は、「(ゴリの)性格(が嫌い)」と指摘し、「自分の価値観を押し付けてくる」と嫌悪感をあらわにした。あるとき、舞台で共演した際に真栄田が台本通りにやらないことをゴリが叱責したという。真栄田は、悪気はなく場を和ませようとしてやったと説明するも、ゴリは理解を示さなかったあげく、「お前、その態度(ダウンタウンの)松本人志さんにもできるのか」とかまされたという。やさぐれた真栄田は、「その瞬間に僕は彼との関係が終わりました」と切り捨てた。
また、心理学を学んでいるという真栄田は、「ゴリさんのお父さんと僕の性格が似ている」と分析。「向き合って処理してほしいです」と助言した上で、ゴリと確執を解消する意向を示したようだ。最後は、「本当の感想は、(番組の)編集に立ち会いたいです」と一連の発言を後悔していたという。
「エゴサーチをよくしていた真栄田は、過去にSNSで一般人を『ザコ』呼ばわりして、非難が殺到したようだ。気性が荒いというわけではないが、思ったことを素直に表現してしまうクセがときに裏目に出てしまうのだろう」(芸能関係者)
この発言をゴリはスルーしていたが、以降、共演した形跡はないようだ。
「現在、開店休業状態のガレッジセールは、2002年からプライムタイムに移動した『ワンナイR&R』(フジテレビ系)で大ブレイクを果たしました。その後、『ゴリエ』というキャラクターに扮したゴリの快進撃はとどまることを知らず、CMをはじめ、雑誌『CanCam』の専属モデルに抜擢され、CDまでもリリース。05年末の『NHK紅白歌合戦』には紅組で出場しています。しかし、異例の出世と引き換えにゴリは“天狗”になってしまったようです。やがて、伸びた天狗の鼻はへし折られ、芸能界からフェードアウトしていったようです」(芸能ライター)
同郷同士であるがゆえ、“後輩”の著しい活躍を昔の自分と重ねたのか、“先輩”の熱い指導は“仇”となってしまったようだ。今回の一連の不祥事は“先輩”にどう映っているのだろうか。