中丸は「元メンバーなので最後まで信じたかったんですけど、使用の供述もあると聞いたので、そうなると擁護する点はひとつもないのかなと思います」と元同僚を断罪した。
同グループは、2001年に6人体制でデビュー。現在は、当時の半分となった残留メンバーが多方面で著しい活躍を見せ際立っている。特に、グループの中心的人物である亀梨和也はマルチな才能を発揮、15日には『Rain』を発表しソロデビューを果たした。
そんな亀梨だが、元メンバー・赤西仁とのデビュー前からの不仲説は知られるところ。赤西は、2010年7月に同グループ脱退。さらに、14年2月にジャニーズを退所し、現在は海外でも活動をしているようだ。
両者は、同グループの“ツートップ”として中心的な存在だった。だが、かつて両者が出演した、あるCM撮影現場において、不仲の関係が明るみに出たという。
筋肉質で肉体美な体を見せつけた赤西に、CM撮影のスタッフが絶賛したという。すると赤西は、ジムで鍛えていることを告白したのだが、次に「亀梨みたいに細いとちょっとね」と、きゃしゃな亀梨に皮肉とも取れる発言をしたようだ。
CM撮影は、時間差での別録りだったが、数時間後に同じ場所に入れ替わりで現れた亀梨も赤西に対して言及したという。
先に撮影を終えた赤西だが、メーキング映像の撮影時に「苦手」と口にしたようだ。よってスタッフは、得意そうな亀梨にいっそう気合を入れさせる意味合いで赤西の発言を伝えたそうだ。すると、「あいつ、ほんとに言い訳野郎だな」と大きな声で吐き捨て現場を凍りつかせたというのだ。
そもそも両者が不仲となった原因には、ある“女性”が関わっていると報じられている。だが、それだけではない。常にお互いをライバル視していた両者は、人気ドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)への出演で一躍ブレイクをする。しかしながら、当時は赤西の方が亀梨よりも知名度、人気ともに高かったことからもいびつな関係に拍車をかけたのだ。
2016年4月に緊急発売した書籍『KAT-TUN 6粒の涙』(主婦と生活社)において、元側近が見たメンバー間の確執や恋愛事情、3人もの脱退者を出した内輪の生々しいエピソードなどが描かれている。結成時の不協和音にも触れていることから、単なる噂レベルの関係性ではないことを強調している。
そんな中、同年11月にマカオで開催した赤西のライブでこんな一幕があった。会場のファンに向かって、赤西は「中国で有名な芸能人は誰なの?」と声を張り上げ突然、「山Pは有名なの?」と問いかけた。唐突な質問にファンは困惑したようだが、赤西はさらに過熱した。
山下の名前にファンの反応が薄かったからか、「じゃあ亀梨(はどうなの)?」と、赤西の口からまさかの「亀梨」が飛び出したのだ。すると、会場は歓喜に包まれ、中には感極まり涙する人も続出するほどだった。
赤西の真意やその後の両者の関係は不明である。だが、別々の道を歩み始め、“犬猿の仲”と言われていた両者に異変が起きようとした。その矢先、2017年5月に元メンバー・田中聖が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。その後、田中は不起訴処分となったが、今回の田口容疑者の逮捕により、6人そろったKAT-TUNの姿を見るのは絶望的となった。
薬物に縁遠いとされていた田口の逮捕劇に、もはやメンバー同士の信頼関係は皆無に違いない。6人での結成当時から今に至って、おそらく彼らにはもう友情などは存在しないのであろう。