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美人じゃないけどモテる女性が使っているテクニック、心理学的にも有効だった?

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 “男性にモテる女性=美人”と思い込んでいる人は少なくないのではないだろうか。しかし、“隠れモテ”する女性も存在する。そして、彼女らが無意識に使っている“テクニック”は心理学的にも男心に響くものだ。

 1つ目は、「手が届くかわいさ」を演出すること。つまり“親しみやすさ”だ。ちょっとした誘いにも気軽に乗ってくれるフットワークの軽さは男性から好感を持たれやすい。他にも、誰にでも気さくに話しかける、感謝の言葉を惜しまない、素直に謝る、などの特徴が男性に好印象を持たれるようだ。

 文化人類学者マードック世界849カ国・地域のさまざまな文化における配偶システムをまとめたところ、全体の83%は一夫多妻制であったという。これは、男性は多数の女性と配偶のチャンスを求めることを示している。つまり、手に入れるのに苦労する“高嶺の花”より手の届く女性の方が配偶のチャンスが多くなり、男性も選択しやすいというわけだ。

 2つ目は、「笑顔を絶やさない」こと。ささいなことでも楽しそうに笑ってくれる女性を「前向きで一緒にいて楽しい」と感じる男性が多いという。

 笑顔は好感度を高め、また相手を楽しく、ポジティブにさせる効果があると、2008年9月の日本心理学会の論文にある。また、2014年3月のアライン・テクノロジー・ジャパンの調査によれば、96%もの男性が「女性の笑顔は魅力的だ」と答えたという。それに加え、78%の男性が、笑顔のない美人よりも、見た目は普通でもよく笑う女性に魅力を感じると答えたそうだ。

 3つ目は、「最適な相づち」で会話をしやすくし、男性に癒やしを与えること。

 会話が楽しい人の周りには多くの人が集まる。聞き上手な女性には、何かと話したくなる。たとえば、悩み相談をされたときに「でもね」と否定で入るのではなく、「そうだよね」の枕詞を添えるだけで、男性は「受け入れてくれている」と安心するのだ。相づちを打つときは「YESの言葉」、「そうだね」「分かる」などの言葉を入れるように心がけよう。聞き手が相手の話を聞くときに、相手の立場になって相手の気持ちに共感する「傾聴」は、心理学でよく用いられるテクニックだ。

 4つ目は、「男性の立場になって思いやり、慰める優しさ」を見せることだ。

 たとえば、男性が疲れているときに、何気なく「大丈夫?」と声をかける。あるいはプレゼンなどが失敗して落ち込んでいるときに「次、頑張ろうね」と声をかける。このように、周囲を思いやれる女性を見ると、男性も「これからも一緒にいたい」と思うものだ。

 奈良教育大学・心理学専攻の豊田弘司教授の研究によると、男性が求める女性の魅力を聞いたところ、1位が「優しさ」、2位が「思いやり」となったという。自分以外の人が気持ちよく過ごせるようにと、いつも周囲を見て行動するところが優しい女性には共通している。他人への気配りや配慮ができるのは、思いやりがあることの表れだ。

 以上の通り、「かわいげがある」「笑顔」「相づち」「思いやりと優しさ」を身に付けることができれば隠れモテする女性になれる可能性は高い。すべてを身に付けることが難しくても自分にできることから、一つひとつ挑戦してみてはどうだろうか。

村田芳実
認定心理士、恋愛心理学・ビジネス心理学に関する著書や記事を多数執筆。
心理学に基づくモテるテクニックが読者に好評を得ている。

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