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DeNA、エース今永も興味! メジャーのトレンド「ドライブラインベースボール」が野球を変える?

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今永昇太

 今季開幕投手として一年間ベイスターズを引っ張り、自己最多の13勝を挙げたエース今永昇太が、今オフを利用してアメリカ・シアトルにある「ドライブラインベースボール」に視察に行くと、12月1日に横浜市内で行われたトークショーの中で明かした。

 「ドライブラインベースボール」とは、野球における適切なフォームを身に付けることに重きを置くトレーニング施設。専属のトレーナーや医師、動作分析のプロフェッショナルが科学的側面からアプローチし、身体中にセンサーを付けてフォームを細部まで分析。適切で安全な指導を行うことが評判となり、メジャーリーガーや学生など年間約500人が利用。タブー視されていた重いボールを使ってのトレーニングなど、今までの常識を打ち破る方法を、専門家の指導の元で行うことで「怪我の確率は下がり、ボールの球速は上がる」と、年々注目度は上がっている。

 このオフもベイスターズから、育成から今年支配下を勝ち取り、2年目でイースタンの最多勝と防御率トップの成績を残した中川虎大と、3年目の剛球サイドハンド右腕進藤拓也が派遣され、他にもマリーンズ、ライオンズの若手ピッチャー達が続々同施設に派遣。ホークスは秋季キャンプに測定機材などを逆輸入し、各選手のデータを測定したと報道された。

 近年の野球界はトレーニング方法の効率化やなどにより、ピッチャーの球速は年々高速化。反面怪我に対するリスクも上がっていると言われている。ベイスターズに限っても、ルーキーイヤーで活躍したピッチャーが2年目に成績を落とすなど、2年連続で結果を残すことができないケースも見受けられる。

 今シーズンキャリアハイの成績を残した今永は「開幕ピッチャーの座を他の選手に渡してはいけない」と、来季に向けての決意を語っていた。最先端のトレーニングを経験し、来年もこの先も怪我なく息の長いエースとしての活躍を期待したい。

取材・文・写真 / 萩原孝弘

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