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【声優の履歴書】第60回『風の谷のナウシカ』大ババ役、『それいけ!アンパンマン』おむすびまん役の京田尚子

 声のお仕事である『声優』。顔の見えない裏方のお仕事でありながら、近年はアイドルとの垣根がなくなって来ており、バラエティー番組や、歌番組などに出演することも珍しくなく、注目度が増している職業である。そんな人気声優をフィーチャーするこの連載。第60目としてお届けするのは、京田尚子。

 1969年に東京俳優生活協同組合に所属し、この頃より声優としての活動を始める。演じる役柄は、1979年『ベルサイユのばら』マロン・グラッセ、1984年『風の谷のナウシカ』大ババ、1986年『めぞん一刻』五代ゆかり、1992年『幽☆遊☆白書』幻海師範、1998年『おじゃる丸』タナカヨシコ、2000年『犬夜叉』楓、2001年『シャーマンキング』麻倉木乃など圧倒的に老婆役が多く、厳しくも温かくコミカルな人柄であることが共通する。1992年『クレヨンしんちゃん』かすがべ書店店長では、ツッコミ寄りだがギャグキャラクターを演じており、OVA版『ふしぎ遊戯』の映像特典である『ふしぎ悪戯』ではそれがより堪能できる。

 海外アニメ『ポパイ』では、主人公・ポパイの恋人役のオリーブ・オイル、『あんみつ姫』では、あんみつ姫の母親・しぶ茶など、数少ないながらも若い女性も演じることもある。1988年『それいけ!アンパンマン』では非常に珍しい男性役である、おむすびまんを演じている。また、1988年『おそ松くん(第2作)』1995年『ふしぎ遊戯』、2003年『明日のナージャ』、2014年『妖怪ウォッチ』など、ナレーションを担当することも多い。(※『ふしぎ遊戯』では“語りべ”と表記)

 一方で、『刑事ジョー・ママにお手上げ』エステル・ゲティ役、『八月の鯨(ビデオ版)』ベティ・デイビス役など、洋画の吹き替えも数多く演じている。他にも海外ドラマ『大草原の小さな家』イライザ・ジェイン・ワイルダー役、海外アニメでも、『アラジンの大冒険』や『シンデレラ』をはじめ、ディズニー作品の常連である。2011年には、入山法子主演の実写映画『ハナばあちゃん!!〜わたしのヤマのカミサマ〜』で、重要な役どころの山野ハナを好演している。

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