メンバー構成は韓国人8人、中国人1人の9人だが、決して順風満帆な活動ではなかった。
「14年に2人の中国人メンバーが所属事務所に対し専属契約効力の不存在確認訴訟を起こした。2人は裁判所の判決を待たずして韓国を離れ中国で個別活動をスタートさせEXOから脱退。昨年は別の中国人のメンバーの父親が息子の脱退を示唆し、その後中国で個人事務所を立ち上げ脱退させた」(韓国の芸能界に詳しいジャーナリスト)
それでも、13年に韓国で発売した初のフルアルバムが韓国で12年ぶりのミリオンセールスを達成。さらに、昨年発売したセカンドフルアルバムもミリオンセールスを記録。2作連続ミリオン達成という金字塔を韓国音楽界に打ち立てた。
「所属事務所の先輩は東方神起。しかし、メンバーの2人が今年、兵役に行ってしまった。東方神起は日本のマーケットで莫大な利益を得ているが、その穴埋めのため、満を持してEXOを日本に送り込んだ」(レコード会社関係者)
東京ドーム公演の成功で、早くも日本では“EXO旋風”が吹き荒れる予感。2月発売の女性ファッション誌「non-no(ノンノ)」(集英社)4月号はEXOを表紙に起用。すると、発売3日で約4万部を重版することを決定し、同誌の重版は、月刊化した2010年11月号以来、5年5か月ぶりとなった。
3月発売のファッション誌「ViVi」(講談社)の5月号からはメンバーの連載がスタート。男性グループが同誌で連載を持つのは、創刊33周年で初の試みとなった。
この勢いだと、ライブのチケットは“プレミア化”しそうだ。