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日本のレコード会社に大打撃を与える兵役制度

 韓国の男性グループ「超新星」が2月27日、都内でファンミーティングを開催。兵役が終わったリーダーのユナクと兵役中のソンジェを除く、残りのメンバー4人が今年3月から兵役で入隊予定で、クライマックスではその4人がそれぞれファンへの思いをつづった手紙を読み上げた。

 長年、日本で大人気だった東方神起のメンバーであるユンホとチャンミンはすでに2人とも入隊。実質的に活動休止状態となっている。

 さらに、現在、コンサートのチケットが“プラチナ化”している人気グループ・BIGBANGのメンバーたちも今年から続々と入隊。現在は日本と韓国で頻繁にライブイベントを開催しているが、徐々に活動を縮小することになりそうだ。

 「東方神起が大人気になったこともあり、日本の各レコード会社は続々と韓国の人気アーティストたちを所属させ、固定ファンがいるのでそれなりの収益をもたらしている。ところが、所属した時点では10代後半から20代前半でまだ兵役のことは考えなくてもいいが、原則として兵役は19歳から29歳までの男性が対象なので、年齢を重ねるにつれて兵役の“リミット”が迫ってくる。そうなるころには人気も定着しているにもかかわらず、兵役期間の2年間のブランクはあまりにも痛手。2年の間にほかの韓国の人気アーティストが日本に進出して、兵役に行ったアーティストの人気が落ちて行くケースがほとんどで、レコード会社にとっては大打撃」(音楽業界関係者)

 女性の場合は兵役はないが、かつては女性グループの少女時代とKARAが“K-POPブーム”に火を付けたが、すでに人気は下火に。

 「女性グループの場合、メンバーが事務所と揉めて分裂や解散を迎えるリスクが高いし、もう日本市場では厳しい」(同)

 最近では、BIGBANGの弟分にあたる7人組「iKON(アイコン)」の人気が高まっているが、いずれはメンバー全員が入隊することになる。

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