太田は、王貞治氏がソフトバンクの監督に就任した当初の出来事を振り返った。当初、チームは負けが続いたことで、王監督の乗るバスに生卵を投げつけたり、「頼むから王、やめてくれ」という横断幕を掲げるファンがいたという。これを見た王監督の大ファンだという太田は、「いまだに腹が立つ! なんでお前らに、王さんにそんなことが言えるんだって」と怒りをぶちまけた。
一方、相方の田中裕二の怒りについて、太田は「あいつストレスないんだよ! あいつに対してはすごいストレス溜まる。あいつ菓子に対しては凄いんだ、こだわりが」と、過去のエピソードを暴露。
太田によれば、越後製菓のお菓子『ふんわり名人』が発売された頃、田中が意気揚々と「光、これ凄いから食べてみろ」と勧めてきたそう。それで口にすると、「確かにこれ凄いな!」と太田も絶賛し、味の良さを2人で共感し合ったという。そして直後、楽屋で秋山という構成作家を招いて3人で打ち合わせを始めた時のこと。その際、作家は太田のアイデアを逃さないよう真剣にメモし、机の上にあった『ふんわり名人』を食べながら黙々と作業を進めた。しかし、それを見た田中は、態度が豹変したという。
田中は突然、作家に向かって「秋山ぁぁ!! お前な! そのお菓子を食べて何とも思わないのか!? お前さ、その食感、今味わってるよな? それを味わって何とも思わないのか? (お菓子を)見もしないでよく食えるな! お前それ、作家失格だ! その感覚を味わえない奴は、笑いのセンスなんかないから!」とブチギレたという。
これに田中は「そんな言い方してねぇよ(笑) そんな怒鳴ってないからね」と弁解していたが、お菓子に関して人一倍こだわりが強いのは事実のようだ。