描いているのはパップコーン芹沢統人で、マンガはタイトルのツイートと共にアップされる。鉛筆やボールペンで書かれたゆるいタッチのもので、猫のキャラクターを中心に展開するシュールな作風。これが味がある上にクスッと笑えるとして、人気になっているのだ。
彼のように、実は絵やマンガが上手かった! と言う芸人は他にもいる。
例えば麒麟の川島は、漫画と言ってもパラパラ漫画が得意。各種番組でBUNP OF CHIKINの「天体観測」やいきものがかりの「SAKURA」等の曲に合わせてパラパラ漫画を創作。相方の田村を主人公とした鉛筆で描かれた絵が、躍動感溢れるアニメーションに変化していく様子は、共演者ならずとも多くの人々を驚かせた。
その完成度の高さは音楽PVに使われたほど。実際、YO-KINGの昨年10月に発売されたアルバム『楽しい人は世界を救う』の中の「世界の元 -Album Version-」のPVは川島の作品であり、彼がPVを担当することになったのもYO-KINGがテレビ放映された川島のパラパラ漫画を見ていたことがきっかけだったという。ちなみにこのPVは約3分の尺なのだが、忙しい仕事の合間を縫って川島が描いたコマ数は総枚数1512枚にも及ぶ大作となった。
他にも、オリエンタルラジオ中田敦彦やレイザーラモンHGなど、絵やマンガ、イラストなどが上手いとされる芸人達はいた。中には、南海キャンディーズのしずちゃんやキングコング西野のように、才能を開花させて絵本作家としてデビューする者もいる。
今後も、彼らのように作家としてデビューする芸人達が増えてくるのだろうか? 彼らの今後に期待したい。