その点、人妻や熟女は違うという。
「旦那の給料が少ない、パートの時給が安すぎるといった理由で、こちらが大した求人広告を出さなくても“アルバイトしたい”と、自ら面接に来るんです。だから、初期費用がかなり安く抑えられるんです」(同)
2つ目の理由がまさにコレで、今や地方ほど風俗で働きたい人妻が増えているのだ。
その理由は「生活のため」というのもあるが、それだけではない。
「正直、主人以外の男性と触れ合いたいという気持ちはありましたよ。ここ何年もセックスレスですし、他に出会いもない。このまま私は女として終わるのかな、と不安にもなるんです」
こう話すのは千葉県・西船橋の人妻デリヘルで働く悦子さん(40歳)。吉田羊を彷彿させる美熟女なのだが、性的な欲求不満が相当溜まっていたという。
「もうアラフォーなので、自信もなかったのですが、お店に来るお客さんは基本的に私よりも年上の方ばかり。60代の人から見れば、私もまだ“若い女の子”に見られるみたいで、風俗とはいえ、可愛がってもらえるんです。クンニをしてくれる人も多いですね(笑)。風俗初出勤の時、久しぶりにクンニをされたので、私はほんと“秒殺”でした(笑)。数秒ですぐにイッてしまって、お客さんにも驚かれました」(同)
地方で人妻デリヘルが盛んになっている3つ目の理由こそ、昨今の客層である。
「若者の風俗離れが著しく、いま風俗で遊ぶ男性は50代以上が中心。この年代のお客さんはアッケラカンとした若いギャルよりも、大人の魅力と落ち着きのある人妻系を求める傾向が強いんです」(前出・風俗ライター)
つまり、需要と供給のバランスが取れているのだ。
また、人妻デリヘルのみならず、マッサージ店が増えているのは、人妻たちのコミュニケーション能力の高さが理由だという。
「マッサージ店は、性的サービスも重要ですが、それ以上にお客さんは話し相手を求めているんです。それこそ家庭や仕事の愚痴を誰かに聞いてもらいたい。でも、20歳そこそこの娘にそんな話をしても、ろくに理解されないのがオチ。その点、人妻は“聞き上手”なので、そういうところが癒やされるんだと思います」(同)
栃木県・宇都宮市にある人妻マッサージ店で働く美恵子さん(38)は、石田ゆり子似の清楚な美熟女で、風俗勤務はこれが初めてと言いながら、こう話す。
「最初はデリヘルと違って、お客さんにマッサージをして、手で気持ちよくすればいいだけと聞いたので、私でも出来るかなと思ったんです」
ところが、実際に働き始めてみると、お客さんに対して、情も湧くようになったという。
「毎月、私を指名してくれるお客さんになると、家庭事情から仕事のことまで聞けるので、だんだん昔からの友達みたいに思えてくるんです。それでいて、こっちが一方的とはいえエッチなこともするわけだから…終わった後、“気持ちよかったよ、ありがとう”ってお礼を言われると、素直に嬉しいんです」(同)
(明日に続く)