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愛知県名古屋市発! 誕生90年を迎えるロングセラー玩具

 「地球コマ」という玩具を知っているだろうか? 地球コマとは、外からの力が加わらなければ、一定の向きで回転を続ける「ジャイロスコープの原理」を利用して、1分間に2500〜3000回転するコマである。

 地球ゴマは回転する円盤部分と軸が分かれているため、軸を傾けたり、綱渡りをさせたりなどが容易にできるようになっているため、ペン先で回したり、ひもの上を綱渡りさせたり、様々な場所で倒れずに回り続けることも可能である。普通のコマは技術が必要だが、地球ゴマは誰でも簡単に遊ぶことができる。また、地球の自転・公転運動を分かりやすく説明できることから地球コマと命名され、「遠心力応用科学教育玩具」と名付けられて販売されている。

 ジャイロスコープの原理(ジャイロ効果の原理)とは、物体が自転運動をすると、自転が高速になればなるほど姿勢を乱されにくくなる現象のことである。自転車やオートバイが走行時には安定し倒れない現象や転がるコイン、ヨーヨー、独楽なども同じ現象である。

 地球コマを製造しているのは、愛知県名古屋市千種区豊年町にある玩具メーカー「タイガー商会」である。現在でも数人の職人達により、穴を開け、加工、着色する作業を昔ながらの手作りで製造している。地球ゴマは、創業者・加藤朝次郎氏により大正10(1921)年に考案され、作り続けられて今年で90年を迎えるロングセラー商品である。昭和2(1927)年にはアメリカへ輸出され、ついで東南アジアやヨーロッパへも輸出され、世界的にその名が知られるところとなった。日本国内では昭和30〜40年代にかけて最盛期となり、雑誌広告やテレビのCMにも流れ、全国へ反響が広がっていき爆発的な大ブームとなり、年間数十万個を製造していた。現在、地球ゴマは大学の物理の講義でも使われるなど、多くの学校で教材として利用されているほか、全国各地の雑貨店やネットで販売され、今でも外径の違う5種類を年間4万〜5万個製造されている。

(「三州の河の住人」皆月 斜 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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