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日テレ、年間視聴率の2冠死守するのも難しそう? テレ朝の猛追にいつ危機感を覚えるか

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 10月(1日〜28日)の月間視聴率が発表され、全日帯(午前6時〜深夜0時)でテレビ朝日が7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録し、日テレの7.6%を上回り首位を獲得。日テレは58か月続けていた在京民放の月間視聴率3冠王の座から転落した。

 日テレはゴールデン帯(午後7時〜10時)が11.7%、プライム帯(午後7時〜11時)が11.4%で2位のテレ朝を抑えて首位をキープ。

 しかし、第3週(15日〜21日)では、テレ朝が週間3冠王を達成しており、ゴールデン帯、プライム帯での日テレ超えも視野に入った。

 「日テレの敗因は、いずれも10月にスタートした夜の報道番組『news zero』、朝の情報番組『バゲット』、そして、新垣結衣・松田龍平W主演の『獣になれない私たち』など新ドラマの苦戦。強化すべきポイントは明確なのに、そのことに気づいている幹部はほとんどいないようだ。そうなったのも、ずっと続いていた視聴率3冠にあぐらをかき、斬新な企画を生み出すようなことをして来なかったから」(テレビ局関係者)

 発売中の「週刊現代」(講談社)によると、大久保好男社長は読売新聞出身。そのため、「インターネット事業に力を入れろ」と言うばかりで、肝心のテレビ番組制作のことは分からずという。

 不調のドラマについては、幹部たちが「もっとSNSを使って宣伝しろ」と言うばかり。年内で高視聴率が見込めそうなのは大みそか恒例の「絶対に笑ってはいけない」シリーズぐらいで、もはや打つ手なないのが現状だというのだ。

 「テレ朝は今後、米倉涼子主演のドラマ『リーガルV』がどんどん視聴率を上げそうで、ゴールデン・プライム帯の視聴率を大幅に上げそう。日テレは年間2冠を死守するのも厳しいのでは」(芸能記者)

 危機感のない日テレの幹部たちは、三冠を陥落してようやく危機的状況に気づくことになりそうだ。

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