新人アナが報道番組に起用された場合、天気やエンタメ、スポーツなどの情報コーナーを担当するケースが多く、いきなりニュースキャスターを務めるのは異例で、同局の永尾アナへの期待の大きさがうかがえる。
長崎県新上五島町生まれの永尾アナは、同県立上五島高等学校に進学。高校時代は放送部に所属し、2年のときには、「第32回九州高校放送コンテスト・アナウンス部門」で優良賞を受賞。3年のときには、「第58回NHK杯全国高校放送コンテスト・アナウンス部門」でも優良賞を受賞した“実力派”だ。
同校卒業後、地元の長崎大学環境科学部に進み、3年のときにアナウンサーを志し、アナウンススクール・テレビ朝日の集中講義にも通った。その努力が実り、見事フジの入社試験を突破した。同局には岡山大学出身の山崎夕貴アナがいるが、在京キー局のアナウンサーで地方の国立大学出身者は極めて珍しい。
女子アナウォッチャーのA氏は「ショートカットがよく似合い、清楚系のキュートなルックスで、中高年視聴者に人気が出そうなタイプですね。さすがにアナウンス力も新人らしからぬ安定感を披露しており、将来が楽しみな本格派の新人アナ。順調に育てば、報道番組でMCを務める日も近いのではないでしょうか…」と語る。
同期の鈴木唯アナ、堤礼実アナは現状ルックスにばかり注目が集まっており、ともに、若手の登竜門ともいえる「めざましテレビ アクア」の担当となった。入社早々、同期に一歩差を付けた感がある永尾アナ。ルックス重視ではなく、最近では少なくなった実力派の女子アナに育っていってほしいものだ。