女性ではなく男性客が中心。巫女さんのコスプレをしている女性販売員が集客力になっており、恋愛運や仕事運、金運などパワーアップさせたい運気によって、どのような石を選べばいいかなどの相談に乗ってくれる。
竹本寛店長(29)は「趣味の街アキバでもさまざまなストレスが蔓延していることが分かりました。3月29日の開店から連日反応がいい。パワーストーンは完全に効果があるとは言いませんが、お客さんはヒーリングとか癒しを求めている。ストレス解消の一つの手段です」と話す。
100円の原石から18万円の水晶のインテリアまで約300種類がそろう。売れ筋は誕生石ストラップや2000〜3000円クラスのパワー別ブレスレット。男性客には仕事運がアップするというタイガーアイや金運アップのルチルクオーツが人気で、干支や梵字、12星座、風水などと組み合わせた商品もある。あるカップルは、アニメキャラをイメージしたカラーリングのブレスレットを手にはしゃいでいた。
とっておきは同店の巫女さんがデザインしたオリジナルグッズだ。巫女さんに憧れていたという白珠れいさん(21)は「どちらかといえば控え目な性格なので、もっと積極性を出せるようにカーネリアンを使ったブレスレットをつくりました。花をあしらったデザインには自分でも満足しています」と照れ笑い。ドキッ。シャイな巫女さんってかわいいじゃないか。
賛否両論あるスピリチュアルブームだが、巫女さんとの会話も楽しめる同店はアキバ系男性にはツボ。石以上の効果をもたらす癒しのスポットになりそうだ。