同作は脅威な声を持ったロックシンガー・シン(阿部)と声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうか(吉岡)が謎の組織に追われるロックコメディ。全国214スクリーンで公開されたが、公開初週の興行収入ランキング(興行通信社発表)では、トップ10圏外となってしまった。
「ある大手サイトの映画レビューランキングでは、『眠い』『つまらない』など辛らつな意見のオンパレードで、作品の内容がどうこう以前のレベル。関係者からは『今年見た中で一番つまらなかった』という酷評も聞こえて来たほど」(映画ライター)
ブレーク中の吉岡だが、所属事務所は今年一気に勝負をかけた。1月期のTBS系ドラマ「きみが心に棲みついた」、7月期のフジテレビ系「健康で文化的な最低限度の生活」に主演。そして、「音量−」ではヒロイン役に。すべて当たれば女優として大きくステップアップしていたはずだったが…。
「ドラマはいずれも平均視聴率1ケタ。おまけに、『健康で−』はゴールデン・プライム帯のドラマでぶっちぎりの最下位。『音量を−』は興行収入1億円にも届かないのでは」(芸能記者)
発売中の「週刊新潮」(新潮社)は吉岡の“敗因”を分析。それによると、ドラマを見るのは主に女性だが、吉岡は若い男性には人気でも、女性人気はなし。
男性向けのグラビアに出ていたため、健気で素朴なキャラを演じても反感を買うだけ。さらには、女性が共感するようなエピソードがないだけに厳しい現状となってしまったようだ。
いっそのこと、キャラチェンジするのもあり?