スリムクラブの2名は、3年ほど前に他社所属芸人を通じ、飲食店オーナーの誕生日パーティへの演芸提供を直接依頼され、参加したところ、その対価として一定の金銭を受領したという。真栄田、内間に認識はなかったが、このパーティには反社会的勢力が参加していたものと、同社が判断し、今回の処分に至ったとのこと。
同社は24日、特殊詐欺グループとされる反社会的勢力主催の会合へ参加したとして、雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮、レイザーラモン・HG(住谷正樹)、ガリットチュウ・福島善成、くまだまさし、ザ・パンチ・パンチ浜崎、天津・木村卓寛、ムーディ勝山、2700・八十島宏行、2700・常道裕史、ストロベビー・ディエゴの11名を同様に無期限謹慎処分としている。
また、併せて同社は公式ホームページにて、「コンプライアンスの徹底と反社会的勢力の排除に関する姿勢」を表明した。長い芸能の歴史において反社会的勢力との関係が取りざたされたことは事実で、過去の同社においても例外ではなかったと明かしたが、現在同社はあらゆる反社会勢力との関係は一切なく、今後も一切かかわらないと宣言している。
以下、同社の決意表明全文。
この度の所属タレントの件によりファンの皆様及び関係先各位には、多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、まずは心よりお詫び申し上げます。
弊社はこれまで下記のように全社的にコンプライアンスの徹底と反社会的勢力の排除に取り組んでまいりましたが、この度の件を受け、社員・タレントが一丸となってコンプライアンス遵守の再徹底を図ります。
グループ全体としてベストのコンプライアンス体制を再構築し、確実に遵守してまいることは言うまでもありません。ただ、本件のような事態を起こしてしまった結果からして、これまでの弊社におけるコンプライアンスへの取組みや方法では十分にカバーしきれない面があったたことは否めず、弊社はこの点を認め、真摯に向き合い反省します。
二度とこのような事態が起こらないよう、改めてタレントに対するヒアリングを実施し、そこでコンプライアンスに反する関係や行動等が判明したり、疑義が生じた場合には徹底的に明らかにしたうえで速やかに対処いたします。また、今後は、警察をはじめとする行政関係の皆様、民間の危機管理アドバイザー、弁護士をはじめとする法律専門家などの多方面から様々な知見・ご意見を賜りまして、コンプライアンス体制を再構築し、そしてそれをその時々の案件の事情に応じてタレントが正しく輝き続けられるように柔軟かつ最適に工夫しつつ、運用してまいりたいと考えております。
そして、万が一不祥事が判明した折には、世間の皆様にご納得いただけるような判断をしたうえで、世間の皆様及び関係者様に対してこの公式HPを通じて適切かつ速やかにご報告させていただきます。
弊社としましては、以上のような取組みを継続していくことを通じて、世間の皆様から愛され、信頼される会社であり続け、笑顔の絶えない社会に貢献してまいりたいと考えております。
また、長い芸能の歴史において反社会的勢力との関係が取りざたされたことは事実であり、このことは過去の当社においても例外ではなかったものと考えます。
しかしながら、現在の吉本興業においては、あらゆる反社会的勢力との関係は一切有しておらず、今後も一切の関わりをもたないことを固く誓約・宣言いたします。
今後、仮に反社会的勢力から不当な圧力や脅迫を受けることがあれば、関係各署・機関とも密接に連携し、徹底的に戦い、断固それを排除してまいる所存です。
本件につきまして多大なるご迷惑ご心配をお掛けしておりますことを重ね重ね深くお詫び申し上げます。以上、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。