中山デビューの注目馬は、3月10日(日)第6R芝1800m戦に出走予定のニシノヘリオス。馬名の由来は「冠名+ギリシャ神話の太陽神」。牡、青鹿毛、2010年2月19日生。美浦・田村康仁厩舎。父アグネスタキオン、母キャッスルブラウン、母父Silver Hawk。生産は日高町・メイプルファーム、馬主は西山茂行氏。母は2003年ローズS(GII)に出走し、芝1800mで全3勝を挙げた。近親には2008年小倉2歳Sを3連勝で制し、スプリント戦で全4勝を挙げたデグラーティアがいる。アグネスタキオン産駒にしては若干華奢に見える馬体をしているが、トモには容積があり、柔軟で良質な筋肉が付いている。全体的に丸みを帯びておりいかにもマイルが合いそうな体つき。瞬発力がありキレる脚が使えそう。気難しいところがあるが、それがレースにいって良い方に出れば。鞍上には北村宏司騎手を予定している。なお、ここには以前ピックアップしたフィールフリーリーや先週ピックアップしたトーセンジャステスも出走を予定している。
阪神デビューの注目馬、3月9日(土)第5Rダート1800m戦に出走予定のロードジェネラル。馬名の由来は「冠名+大将」。牡、黒鹿毛、2010年3月16日生。栗東・角居勝彦厩舎。父ネオユニヴァース、母ワンフォーローズ、母父Tejano Run。生産は新ひだか町・ケイアイファーム、馬主はロードホースクラブ。クラブ法人・ロードサラブレッドオーナーズの募集馬で総額4725万円。半姉に2011年、2012年の中山牝馬S(GIII)を連覇したレディアルバローザ(父キングカメハメハ)や、昨年の忘れな草賞(OP)を勝ったキャトルフィーユ(父ディープインパクト)がいる。トモの容積や筋肉の質は若干違うが、後駆のつくりは同父のドバイWC優勝馬・ヴィクトワールピサに似ており、パワーのいる中山や阪神の舞台が合いそうなタイプ。ただ、こちらは後駆より前駆が勝っているつくりで、芝でもやれそうだがダートの方が良さそう。距離は2000mくらいがベストか。まだしっかりしきれていない部分があるが、先々まで楽しみな一頭。なお、鞍上にはC・デムーロ騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。