『バイキング』では、千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)と貴景勝が並んで出演。親方が「いい稽古ができたので、僕も喜んでいる」と晴れやかにコメント。貴景勝も師匠の横で嬉しそうに喜ぶ姿が放送された。
そこに現れたのが、マイクを持った横野レイコ氏。貴景勝の隣で「気持ちの強さは角界1」などと褒め称える。その間、貴景勝は憮然とした表情を浮かべる。その後も、貴景勝はどこか浮かない顔で、元師匠を叩き続けた横野氏を見守っていた。
番組は坂上忍やIKKOなどが貴景勝に語りかけ、和やかなやりとりが繰り広げられる。その振る舞いに坂上が「なんちゅう出来た22歳」と驚くほど大人なコメントをする。
ところが、ネットユーザーは全く別の反応。「貴乃花ファン」を自認する坂上はともかく、元貴乃花親方を叩き続け、旧貴乃花部屋を揶揄するような発言もあった横野氏が弟子の貴景勝にインタビューすることについて、「どの面下げて」「不愉快だ」と怒りの声を上げたのだ。
さらに、貴景勝と横野氏は14時からの『直撃LIVEグッディ!』にも出演。サプライズだったのか、横野氏が父親を引き連れて貴景勝の待つ部屋へ。それを見た貴景勝は少々憮然とし、怒ったような表情を浮かべる。
横野氏は「ちょっと怒ってます」と一言。余計な言葉に、貴景勝の顔はみるみるこわばっていく。それでも気持ちを立て直し笑顔も見せた貴景勝だが、ここで安藤優子キャスターが「今改めてお父様が横にいらっしゃいますけども、一言優勝のご報告いかがでしょうか直接?」と少々意味のわからない質問をぶつける。
すると、貴景勝は「昨日しました」とコメント。それを聞いた横野氏は「こういうテレビ的なことが好きじゃない男なんです。ごめんね」と謝罪を入れる。貴景勝は「いや」と発言しニコッと笑ったが、内心はムッとしていたかもしれない。
この様子にもネットユーザーは「安藤は無神経な質問をするな」「テレビの論理を押し付けるな」と批判が。さらに、母親のように「テレビ的なことが好きじゃない」と言い切った横野氏についても「母親面するな」「お前の弟子ではない」と批判が集まることになった。
横野氏は否定しているが、彼女がフジテレビの番組で元貴乃花親方を一貫して叩き続け、夫人の景子さんまで揶揄するような発言をしたことは事実。そんな横野氏を招き入れ、インタビューに応じた貴景勝と千賀ノ浦親方は「立派」で「英断」ともいえるものだったが、残念ながら横野氏と安藤キャスターは、その好意に甘えすぎ、貴景勝と千賀ノ浦親方、そして視聴者を不快にさせてしまった。
祝賀ムードだっただけに、2人とフジテレビの番組作りで不穏なムードにしてしまったことが残念でならない。猛省するべきだろう。