「代表的なものとして女優の佐藤藍子がいるでしょう。何にでも興味があるような発言を繰り返すことで知られました。1998年に横浜ベイスターズが優勝すると『川崎市民だったので子どもの時からファンだった』と、突如公言します。その後、ミスチルの桜井和寿が2002年に小脳梗塞を発症すると『親戚に同じ病気の人がおり他人事と思えない』と発言、そのほかスポーツ、グルメ、時事ネタあらゆる場面で発言を繰り返し、その節操のなさはコピペ化したほどです」(芸能ライター)
近年は「○○芸人」「○○アイドル」といった具合に、自分が詳しい分野を仕事につなげる例も珍しくない。ただ、マニアも多いため相当掘り下げなければ相手にされない世界でもある。先ごろ、女優の小柳ルミ子がサッカー解説者デビューを果たしたが、平均観戦試合は平日で5試合、休日で10試合という。このレベルでなければ「詳しい人」にはなれないのだろう。スポーツ分野ではあのアイドルが墓穴を掘ってしまった。
「元AKB48の秋元才加は“いっちょかみ”キャラとなりつつありますね。小中高とバスケットボールをしていた縁で、NBAの特番に出演するも、専門的な知識のなさが露呈しました。さらに、大相撲大関の高安が幼なじみのため、NHKの相撲中継にゲスト出演するも、こちらも気の利いたコメントは出せていません。ただ本人はスポーツは観戦するより体を動かす方が好きなようなので、やみくもに知識を求めるのも酷だと言えるでしょう。スポーツ好きは確かなので、それが新たなファンを呼び込むきっかけとなれば良いのかもしれません」(前出・同)
「リアル通」になるには、知識や情報はもとより、何よりも対象への愛情も求められるのだろう。