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「単に下手だから“喝”なんかやれない」張本勲氏、MLB選手の外野守備をバッサリ

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張本勲氏

 14日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がメジャーリーグの外野守備について苦言を呈し、物議を醸している。

 番組では「壁際の明と暗」と題するVTRを紹介。まず、西武ライオンズの金子侑司外野手が、10日メットライフドームで行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、3塁側スタンドに入ろうかという打球を、ブルペンの壁によじ登り捕球する様子を放送する。

 関口宏が「じゃ、暗は」と叫ぶと、VTRは現地時間の10日ブッシュ・スタジアムで行われたメジャーリーグ、セントルイス・カージナルス対ロサンゼルス・ドジャースの試合に。カージナルスのレフト、マーセル・オズナ外野手が飛球を追い、外野フェンスによじ登ったところ、ボールがフェンスの手前に落ちてしまい、ヒットにしてしまう様子を流す。関口は「よじ登る必要あったのかな?」と茶化すようなナレーション。これを見ると、スタジオの出演者たちは「ハハハハ」と笑い声を上げた。

 そして、コメントを求められた張本氏は、

 「これはね、喝じゃなくて単に下手だからね。喝なんかやれないですよ。だいたいね、野手は見てね、飛球の距離を測るんですよ、見ながら走ると遅れるから。自分の前に落としちゃ話になりませんわね」

 と笑い飛ばした。

 この発言に張本氏の現役時代を知る人が激怒。「自分だって守備が下手だったではないか」「守っても安打製造機と言われたことを忘れたか」などのツッコミが入る。そして、相も変わらずメジャーリーグの選手を「馬鹿にする材料」として取り扱った『サンデーモーニング』に、「アメリカ人へのヘイト」「中国・韓国以外の差別には寛容なんですね」「こういう取り扱い方が許せない」など、批判が殺到することになった。

 張本氏、関口ともに有力日本人選手がメジャーリーグに移籍する現状を憂いており、それが「憎し」に繋がっている様子。公共の電波で恣意的にメジャー選手の不出来を流し続ける行為は異常と言わざるを得ない。

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