この日、番組では関西電力の社長や会長、幹部ら20人が、原発がある福井県高浜町の元助役から総額3億2000万円相当の金品を受け取っていたことを特集。賄賂の渡し方について、菓子折りが入った紙袋を相手に手渡し、その下に札束がぎっしり詰まっていると紹介していた。
伊藤利尋アナウンサーのこの実演に、「これをもし見たらどうしますか?」と話を振られた古市は、「でも昔、田原総一朗さんがある政治家にお金もらったらしいんですけど」と切り出し、「一回はもらわないと、さすがに相手にちょっと泥を塗る。なんだけれども、裏のルート使って返したっていう風に言ってて」と暴露。これに伊藤アナは「言っちゃっていいんですか……?」と動揺していたものの、古市は意に介していない様子だった。
しかし、これについて視聴者からは「本当に言っていいの!?」「一度は受け取ったんだ…」「裏金渡してくる人にも気を遣わなきゃならないの言っちゃうんだ…」といった困惑の声が聞かれた。
「田原氏と言えば、かつて官房長官を務めた元自民党衆議院議員の野中広務氏により、官房機密費から裏金が渡ったものの、唯一断った人物として明かされています。12年1月26日の自由報道協会主催の会見では、その金額について『1000万円』と言及する一幕もあり、大きな話題になりました。とは言え、一度受け取っていたことはあまり知られていなかった事実。多くの驚きの声が寄せられてしまいました」(芸能ライター)
官房機密費は裏金とは言い切れないものの、一度受け取っていたという衝撃の告白に、視聴者からも多くの戸惑いが聞かれてしまっていた。