番組では山梨県道志村のキャンプ場で女児が行方不明になった事件を取り上げた。山梨県警は9月30日、事件の可能性を考慮し、家族の要請で女児の写真を公表。公開捜査に切り替えると決定した。またこの日『グッディ』の独自取材に応じた男性が、事件当日にキャンプ場で不審者の目撃情報を聞き、女児の行方不明が発覚して現場に駆け付けた際、不審者のものと思われる車がなくなっていたと証言する場面もあった。
スタジオで、元警視庁刑事の吉川祐二氏は一連の警察の対応について「事件を全く抜きにして捜索だけを行っていたなら、完全に手遅れ」と前置きしながらも「(事件性を考慮して当初から)捜査も必ずやっている。(前日に)写真は公開されましたけど、(その前から)写真などを使って捜査をしている可能性は非常に高い。警察にも(不審者)情報は入っていると思う」と女児の失踪当初から事件・事故の両面で捜査しているはずと指摘した。
しかし安藤は事件2日目から警察犬を導入しながらも、手がかりがつかめていないことを挙げ「(犬の嗅覚が届かないということは)あるところから足取りがブッツリなくなっているってことですよね。もうちょっと『事件かも』っていう可能性を早期に考えることも必要だったと思うんですけど」と警察の初動対応に問題があると述べた。
ネットでは「行方不明になってもう11日目なんだよ。わたしだったら、捜索の規模が縮小された時点で(不明者の写真を)公開するけど」「不審者情報があったのに警察は捜査しなかったの?」「もっと早く公開捜査にしてもよかったのでは」などと安藤に同調する声がある一方、「犯罪者の顔を隠すのが良くて、行方不明の子の顔を隠すのが悪い理由って何よ」「警察は最初っからいろんな捜査してるでしょうよ。警察ばっかり悪く言うなよ」「捜索方法に異議っていう世論を煽ってない?」と批判するコメントも多く見られた。
安藤の警察批判に意見は分かれたが、いずれにせよ望まれるのはこの行方不明事件の一刻も早い解決だ。