『エイベックス・エンタテインメント』には浜崎あゆみ、倖田來未などのアーティスト。また、村主章枝と言ったスポーツ選手。これに『仮面ライダー剣』で一躍、有名になった天野浩成ら10代後半から20代前半のタレント、子役達が所属している。新創設される芸能部は女優・男優の育成、ベテランタレント、芸人らのマネジメントを目的としている。今後、この芸能部が『エイベックス・エンタテインメント』の一部門になるかエイベックス本体に所属するかはまだ未定だがホールディングスの中核になっていくでしょう」(芸能プロ関係者)
実質的にエイベックスに移籍している中村獅童(34)、マネジメント権の一部をエイベックスが持つ女優の小雪(30)の2人が中心となって芸能部をもり立てていくという。
「小雪が移籍したのは映画『ラストサムライ』の好演でハリウッド進出も夢ではないと言われながら先輩・広末涼子の二番手と言う地位に甘んじてきたからだ。そんな矢先に姉の弥生がエイベックスから歌手として再デビューすることが決定した。弥生の紹介でパイプを持ちエイベックス入りが決定した」(芸能ライター)
他にも移籍を取り沙汰されているタレントはまだ存在する。
「先頃、引退を表明した奥菜恵、元モーニング娘。のメンバーなどの名前が上がっている」(関係者)
さらにサプライズ情報として話題になっているのがジャニーズ事務所からの独立がうわさされている木村拓哉(34)の移籍話だ。
「エイベックスの映画事業を手掛けているのは元ビクターでやり手として知られたI氏。彼が芸能部の面倒も見ることになる。I氏は、SMAPの敏腕マネージャーIと旧知の間柄で映画事業に対しても全面的な強力体制を取り付けている。関係者の調整が済み、木村が望めば、エイベックスの移籍も決してあり得ない話ではない」(同)
今回、芸能部創設に伴い成功の鍵を握っていると言われているのが、エイベックスが参入するこの映画事業だと言う。
「映画のうま味に気づいたエイベックスはかつての角川映画のように自前の俳優を抱えて彼らを主演にして映画を制作する。加えてSMAPの提携があれば、まず外すことはない。エイベックスが創立20周年を記念して制作する映画には、キムタク、中村獅童がW主演する予定ともいわれている」(前出・芸能プロ関係者)
莫大な資金を背景に映画出演が約束されていれば移籍を考える大物芸能人も続出するのかもしれない。エイベックスの快進撃は続いている。