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吃音団体から抗議の『水ダウ』、地方自治体からBPOに意見書が提出されたことも

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ダウンタウン・松本人志、浜田雅功

 『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の放送内容が物議を醸している。7月6日放送の「説教中の『帰れ!』額面通り受け取るわけにはいかない説」に出演した芸人の扱いを巡り、NPO日本吃音協会が抗議文を送付し、今月1日の公式ツイッターで「件の放送内容は、吃音者に対する差別と偏見を助長するものであり、再発防止と番組制作の基準・指針の見直しを要求しました」と表明した。

 これを受け、当該芸人であるインタレスティングたけしは翌2日に「またテレビジョン出たい!!」とコメントしている。ネット上でも「観ていたけど差別を助長するとは思わない」「それほど目くじら立てることなのかな」といった声が聞かれる。

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 『水ダウ』は、これまでにも抗議を受ける企画を多く放送してきた。

 2019年6月に放送された「中継先にヤバめ素人が現れてもベテランリポーターなら華麗にさばける説」では、人物の描かれ方について批判を集めた。BPO(番組倫理・放送向上機構)の放送倫理検証委員会でも取り上げられた。いわゆる「審議入り」には至っていないが、その一歩手前まで行く案件となった。

 2021年11月放送の「落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説」は、パンサーの尾形貴弘の活躍が感動を呼ぶ一方で、「さすがにやりすぎ」と批判を集めた。こちらも、BPOの青少年委員会で抗議が多かった番組として取り上げられている。

 番組では視聴者ばかりではなく、地方自治体から抗議を受けたケースも。2016年2月放送の「水戸なら今でも印籠の効果あるんじゃないか説」では、茨城県水戸市で時代劇『水戸黄門』の印籠を見せて、効果があるかを検証するもの。喫煙を注意された若者が激高する場面が放送されたが、実際は番組側が用意したエキストラだった。そのため、水戸市は「放送内容に誤りがあった」としてBPOに意見書を提出。審議入りはなかったものの、TBSの社長が水戸市側に謝罪するなどの騒動となった。

 こうしたトラブル続きの同番組であるが、一方では優れた番組に送られるギャラクシー賞月間賞を「おぼん・こぼん THE FINAL」「新元号当てるまで脱出できない生活」などで四度受賞している。それだけ注目度の高い番組と言えそうだ。

記事内の引用について
日本吃音協会のツイッターより https://twitter.com/KituonScw
インタレスティングたけしのツイッターより https://twitter.com/interestingt

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