「1つ目は下ネタがネチネチしていないことですね。かなり直接的かつ正直に発言するので、嫌な印象を受けにくいと思います。女性芸能人とのカラミは秀逸で、かつてのとんねるずの石橋貴明さんのセクハラを彷彿とさせます」(テレビ関係者)
小木博明に関して言えば、『うまズキッ!』でAKB48の小嶋陽菜に「芸能人の中で1番エッチしたい」と面と向かって言ったり、乃木坂46の白石麻衣には競走馬の繁殖活動のことを「エッチ」というセクハラ言葉を連発して、白石を恥ずかしめていた。
「2つ目は悪口に毒気が感じられにくいことですね。2人とも毒づくことがあるんですが、的を射ていて尚かつ独特な視点だから面白いんです」(構成作家)
“毒”に関して一番おぎやはぎの真価を発揮したのが、以前放送されていた『クイズタレント名鑑』のワンコーナーの『検索ワード連想クイズ』。ネットで検索されている単語から、芸能人を当てるというルールで、「やっつけ仕事」というキーワードから矢作兼が辰巳琢郎と答えたり、「泥沼」というキーワードで同じく矢作が十勝花子と答えるなどで、大爆笑を連発していた。ネットでは今でも番組復活を望む声が挙がっている。
毒づくということに関して実際に矢作は「心が無いからじゃないですか。心が無い人の悪口って、あまり響かないじゃないですか」と語っていたと、プロインタビューアーの吉田豪がラジオ番組で明かしている。
今ではテレビに引っ張りだこのおぎやはぎだが、2001年の「M-1グランプリ」では決勝で最下位、2002年の同大会の決勝では4位とコンビでは大きな賞レースで優勝を経験したことはない。
「おぎやはぎはテレビを意識している“笑い”ですね。自身のラジオ番組でも賞レースに優勝しなくても売れるヤツは売れるとおっしゃっていますし、あくまでも賞レースは売れるための1つの側面と捉えているのでしょう。業界内では、テレビ向けのアドリブやリアクション、先輩芸人や違うジャンルのタレントとのカラミが素晴らしいので、非常に評価が高いです」(バラエティ関係者)
2014年、おぎやはぎがますます勢いに乗ってくる事は間違いない!