大晦日は『NHK紅白歌合戦』のほか、『笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)など、視聴率争いの激戦区であり、『無人島0円生活』はテレビ朝日から「年越しでも十分に戦える」と判断されての登板であった。
よゐこは今年2018年、長年レギュラーを担当していた『めちゃ×2イケてるッ!』が3月をもって終了。『めちゃイケ』終了により、よゐこの全国ネットのレギュラーが消滅。濱口優、有野晋哉に別れ、地方局やCS放送に出演することが多くなったが、ここにきて、まさかの全国ネットの年越し番組を任せられるとは、オファーされた本人達もさぞ驚きだったことだろう。
さて、今回のよゐこの『無人島0円生活』の年越し番組化には、以下のような思惑があったとされる。バラエティ番組制作に詳しい放送作家はこう分析する。
「よゐこの二人は『めちゃイケ』が終了前から、インターネット番組に力を入れており、現在では大手ゲーム会社の任天堂と組んで、ゲーム実況をYouTubeで配信したりイベントを行い、子供達のヒーローになっています。もともと有野さんは『ゲームセンターCX』の爆発的ヒットで、ゲーム実況者のパイオニアとして君臨しているほか、濱口さんも40代後半を迎えた今も現役のゲームプレーヤーで、現在はよゐこ二人でゲーム実況者として小学生から中学生に絶大な人気を誇っているのです。『紅白』も『笑ってはいけない』もメインターゲットは40代以上で、キッズ層の視聴者が確実によゐこへ流れることを想定しての今回のキャスティングと言えるでしょう」(某放送作家)
『紅白』、『笑ってはいけない』ばかりが話題になる年越し番組だが、『無人島』が思わぬ伏兵となるか……?