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『この世界の片隅に』、最終回視聴率は10%! 批判を集めた“現代パート”はどうなった?

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松本穂香

 日曜ドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)の最終話が16日に放送され、視聴率が関東地区で10.0%(ビデオリサーチ調べ)、広島地区では21.8%だったことが分かった。

 こうの史代による同名漫画が原作の本作。2016年には劇場アニメになり、200万人以上の観客を動員する大ヒット映画に。それだけに今回の連ドラ化には注目が集まっていたが、見事に成功を収めることなった。

 最終話で描かれたのは終戦後の広島県の様子だった。主人公・すず(松本穂香)は草津で祖母のイト(宮本信子)と、被爆した妹・すみ(久保田紗友)と再会。さらに任務を終えて帰ってきた周作(松坂桃李)とすずは広島市で落ち合い、両親を失った少女・節子(浅田芭路)と出会い、夫婦の養子にするという展開に。視聴者からは「本当に感動した!」「戦争モノだけど暗いだけじゃなくて本当に日常の一風景が描かれてるところがよかった」「キャストが全員演技上手いから毎回泣いてた。感動をありがとう」などと絶賛する声が相次いでいた。

 また、今回の連ドラでは節子がキーパーソンとなる、原作にもアニメにもない「現代パート」が描かれた。たびたび視聴者の不満を買っていたものの、最終話の終盤では、歳を取った節子(香川京子)が北条家を古民家カフェにしたいと望む佳代(榮倉奈々)をすずのもとへと案内。向かった先はなんとマツダスタジアムで、年老いたすずらしき老婆が広島東洋カープを応援するという場面が描かれた。しかし、この唐突な「カープ展開」に戸惑いを覚えた視聴者も少なくなかったようだ。「なんで急にカープ?」「すずさんがカープ女子っていう設定はどこから来たの?」という声も聞かれていた。

 「実はアニメ版の監督を務めた片渕須直監督はイベントなどで、現在のすずについて『すずさんがこの世界のどこかで健在だとしたら、現在91歳。今も元気に広島カープの応援をしていますよ(2016年当時)』と言及。アニメファンの間では裏設定としてよく知られていました。『カープは過去と現代をつなぐ存在であることを示している』という意見も多々ありました。その設定を知っていた視聴者からは、『あの設定が活かされてて感動した』『原作、アニメで描かれなかったことがドラマで描かれてうれしい』といった声も聞かれました」(ドラマライター)

 終始暗いままで終わってしまう戦争ドラマも多い中、『この世界の片隅に』は視聴者の感動はもちろん、平和への新たな決意を与えてくれたようだ。

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