同ビルでこの日、火祭り決勝前日会見とIGFの撮影がバッティングしたもので大谷は猪木の前で緊張しながら「火祭り優勝します。気合を入れて下さい!」と“神様みたいな人”と尊敬する大先輩から熱い闘魂ビンタを受けた。
火祭り決勝へ進むためにはブロック予選通過者4名との4WAYマッチを勝ち抜かねばならないなど依然予断を許さないが、大谷はこの“喝”によって覚醒した様子。
「ゼロワン旗揚げ後、9年間必死に毎年戦ってきた。猪木さんに火祭りを続けているのを見せられて良かった。それに、火祭り刀は生きているだけじゃない。むしろ輝きを増している。この大谷晋二郎が全てのものを超越した力で火祭り刀をこの手に戻す」と奮起した。
今後についても「火祭りに優勝し、不動のエース像を作らないといけない。優勝すれば、田中の持つベルトへの挑戦という流れができる。自分のもとに火祭り刀があれば、色々な道が開かれる。」大谷は闘魂パワーを得てヤル気満々だ。
◎代表決定戦進出の3選手が決定
火祭り決勝前日会見でブロック代表決定戦に駒を進めた7選手のうち田中、佐藤、崔の3選手が欠席。運命を決める前日会見としては実に寂しいものとなった。
田中は7日開幕の新日本プロレスG1クライマックス出場のため仕方がないが、佐藤は広報を通じてコメントを出すのみ。崔にいたっては音信不通の有り様だ。
これに対し、火祭り提唱者で雪辱を期す大谷は「領二、耕平、お前らプロか。会社の命運を賭けた試合の前日にふざけるな」と声を荒げた。
崔と3WAYマッチで対戦する関本も「崔君が来るのか心配です」と異例のコメント。常識が欠落しているのか、秘密の特訓を行っているのか定かではないが、無事にブロック代表決定戦を開催できるか雲行きが怪しくなってきた。