秋山は、デビュー2戦目となるUFC110(米国ラスベガス)かUFC111(豪シドニー)で元PRIDEミドル級王者のシウバと対戦することが決定している。
この日は、日本人キラーのシウバ対策を練るべく元UFCヘビー級王者ランディー・クートゥアが主宰するジムのある米国ラスベガスに出発。単身渡米するため通訳もおらず、言葉の違いからくるコミュニケーションの不安は否めない。それでも秋山は「辞書と単語帳を買って、自分で何とか(道を)切り開いていきたいと思います」と一蹴した。
「人生の中でも初めて」という1カ月以上に及ぶ海外合宿。クートゥアのジム以外にも同ライトヘビー級王者リョート・マチダのジムや同ウェルター級王者ジョルジュ・サン・ピエールのもとへ出げいこも視野に入れており、米国大陸を股にかけた壮大なものになる。「テーマは打撃の向上。アメリカでは主流になってるけど、日本にはない技術を盗みたいし」と課題を口にした。
さらに、今回は9月に購入したばかりの自前のデジタル一眼レフカメラを持参。「動画も撮れるので、練習内容とかを撮影して勉強したい」と研究熱心な一面もみせた。
また今回のために両胸に日米の国旗をデザインしたスワロフスキーTシャツを制作。日米友好をアピールした。さらにニット帽に加え、腕時計、ネックレス。これから長期の武者修行に出向くとは想像もしがたい、オシャレなファッションで身を包んでいた。
かつては、元サッカー日本代表の中田英寿氏が帰国する際、服装が注目を集め「成コレ(成田コレクション)」と呼ばれた。年内の帰国を予定している秋山が、どんな進化を遂げて帰ってくるのか。次回冬の成コレからも目が離せそうにない。