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男と女の官能事件簿 大阪連続女性監禁事件(1)

 大阪府茨木市の消防本部に、「同居している女性の体調がおかしくなった」と119番通報があったのは、2006年7月15日の午前10時頃のことだった。

 そこで救急隊員が通報のあった総持寺町のマンションに駆けつけると、そこには目を疑うばかりに衰弱した女性がいた。
 24歳の会社員というその女性は、とりあえず意識があり、自分の名前を名乗ることができた。
 しかし、その体はひと目見て極端にやせ細っており、自力では満足に歩くこともできないような状態だった。
 しかも、女性の姿が異様だった。夏とはいえ衣服らしいものはほとんど身に着けておらず、介護用の紙おむつ1枚という有様だった。
 女性はすぐに救急隊によって病院に運ばれた。医師の診断の結果、やはり極度の栄養失調で、体重はわずか30キロほどしかなかった。また、女性の体にはいくつもの火傷の跡があることもわかった。
 「これは虐待のようなものではないのか」
 救急隊員や医師たちがそう思うのも、無理のないことであった。
 さらに、女性が住んでいた自宅を出てから、半年近くも行方不明になっていたことも判明した。

 こうした事実に、警察も疑いの目を向けた。そして捜査を進めた。そして8月3日、大阪府警捜査1課と茨木署は、それまで女性と同居しており、救急に通報してきた森田篤志(42)を逮捕監禁と傷害の容疑で逮捕した。
 逮捕された時、森田は事件が起きた現場のマンション3階の、自分の部屋に潜んでいた。そして8月3日の未明、捜査員のひとりが森田の携帯電話に連絡したところ、「自分の部屋にいます」と答えた。そこで捜査員は、部屋にいた森田の前で逮捕状を読み上げてから言った。
 「わかっているな」
 すると森田は、観念したのか「はい」と返事をすると、素直に警察に同行したという。
 むしろ、そのまえに行われた、保護された女性への事情聴取はなかなか進まなかった。入院生活によって体力が回復してきたが、精神状態が極めて不安定だった。まるで何かにおびえているような状態で、ろくに話を聞くこともできなかったからである。
 「本当に、どんなひどい扱いを受けていたんだ」
 そして、警察の取り調べによって、森田が女性にどんな「ひどい扱い」をしていたかが明らかになっていった。(つづく)

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