今回の「裏口入学問題」は、これまでトラブルとは一切無縁だった爆笑問題にとっては初の本格的スキャンダルといっても過言ではなく、現在、芸能通の間では様々な裏話が飛び交っている。
特にテレビ業界で囁かれているのが「爆笑問題限界説」。つまり、爆笑問題および所属事務所のタイタンにパワーがなくなり、新潮の記者が入り込む隙を与えてしまったのではないか、とされる説だ。
現に、爆笑問題は7本のテレビレギュラー、2本のラジオレギュラーを抱える売れっ子ではあるが、数年周期で番組終了→新番組を繰り返している印象だ。また、担当している番組も近年では視聴率面で苦戦することも多く、日本テレビおよびフジテレビでは長年に渡りメイン番組を失っている状態だ。
本来、芸能人のスキャンダルは、その影響を考えて所属事務所を中心にテレビ局やスポンサー関連企業が報道前に圧力をかけ、報道できなくすることがあり、恐らく爆笑問題も彼らを守るべき存在が事務所以外に身近にいたと思われる。
しかし、このような形で過去のスキャンダルが掘り返されたということは、彼らのパワーや勢いは明らかにダウンしているということであり、真実はともあれ今後の活動に大きな弊害となることが予想される。
所属事務所のタイタンは、日本エレキテル連合などいくつかの売れっ子を輩出したが、「ポスト爆笑問題」を継ぐような若手はまだいないといえる。まだまだ爆笑問題には第一線で活躍してもらわないといけない事情があるのだ。