問題の箇所は『すぽると!』の『美女アスリート合コンSP』でのこと。ナインティナイン岡村、SMAP中居、昨年めちゃイケ新レギュラーとなったジャルジャル福徳の男子チームと、片岡安祐美、伊藤沙月、中山明日実の美女アスリート3人による女子チームによるバスケットボールの3on3戦を行うが、ミニコントへ変わっていく内容。試合中も岡村にだけボールが回ってこなかった事などから、途中、中居と言い合いする岡村にジャルジャル福徳がバスケットボールをぶつけ、岡村が出演者全員から一斉にボールを投げつけられる…という流れが複数回放映された。
この『1人だけボールが回ってこず、キレた所にボールが一斉に飛んでくる』といった構図は、過去の『めちゃイケ』等のお笑い番組の企画やコントでもありがちな形だったが、このボールが飛んでくるきっかけとなった福徳の投げる球がいずれも速球だったため、視聴者からも「さすがに笑えない…」との声が上がり、ネットでも同様の意見が相次いでいる。
確かに、見たところ他のめちゃイケメンバーや出演者が投げる球は弧を描いていたり、わざと少し外すように投げているのが見て取れる投げ方が中心だったが、福徳の場合は軌道がほぼ直線でコントのキッカケにしては強く感じる。
もともと新メンバーの中でも、ジャルジャルは新旧どちらのメンバーとも馴染みきれていないという話があり、『めちゃイケ』の番組内でもこの件をネタにした回を作ったほどだ。バラエティ番組の『アメトーーク』のパロディで『爆笑ダメトーーク』と称した、めちゃイケの各レギュラーメンバーに気をつけるべき所などのダメ出しをする企画の、第2回に早くも選ばれたのがジャルジャルの2人。今年の5月21日に放映されたこの回で、ジャルジャルの、特に福徳の態度が話題の中心となった。内容的にも福徳イジリの要素が強く出た回であった。
ジャルジャルの福徳は非常に向上心があるが、それが良くも悪くも前に強く出すぎている、と関係者は言う。伸びていこうという意志が強いのは良いのだが、故に自分勝手・自分本位になりがちで、しかもめちゃイケのレギュラーに内定した際に番組関係者より「岡村の病状では、2、3年は芸能活動は無理だろう」と聞かされていたため「めちゃイケも岡村が復帰できない場合、自分がメインに座れると勘違いしていた可能性があります」と先の業界関係者は語る。
だが、ジャルジャルに限らず『めちゃイケ』新メンバーはまだどこか旧メンバーと絡みきれておらず、調子の合わないところが散見される。更にこの時は、普段仕切り役であるナインティナインの矢部が100キロマラソンで席を外しており、岡村をフォローしたり、展開を調整する人物が人数的に欠けていたのも問題だったろう。
27時間テレビで見られた一連の模様は、『ダメトーク』等でも明かされたぎくしゃくした関係が露わになった物だったのか。27時間テレビが終わって後の『めちゃイケ』がどうなるのか、不安は尽きない。