そこで、先日テレビで放送されていた、「ルパン3世 カリオストロの城」の話題にしました。宮崎駿監督のこの作品ならば、全ての世代に関係がないと思ったのです。
ところが、返ってきた反応は「何ですか、それ?」と当惑した若者の反応です。
Toggetterの「ヒラコーの『カリオストロの城』」(http://togetter.com/li/57649)でも、多くの人が放送開始を、今か今かと楽しみにしていた名作なのに…。漫画家の平野耕太さんは…。
「待とうではないか、ルパンとやらがはじまるのを」
「始まってたー! しまった!」
と作品冒頭を見れず後悔していた模様。セリフを覚えている人から、感動的なラストシーンを覚えている人まで、多くの書込みが寄せられていました。
しかし、筆者が参加した合コンでは、20歳前後の男女は誰も、「カリオストロの城」を知らなかったのです。
「ジブリの宮崎駿が、ルパンを作ったなんて嘘だ」
などと言う始末…彼らは「ぱんだこぱんだ」も知らず、宮崎駿の作品は「となりのトトロ」ならば分かる、と口をそろえて言うのです。
どうやら25歳の年齢をラインに、「カリオストロの城」を知っている、知らないとはっきりとボーダーラインが引かれていました。その後も筆者は会う人全員に尋ねてみると、やはり「カリオストロの城」を観たことがある、と答えたのは25歳以上が圧倒的に多かったのです。
その中で、22歳でありながら「カリオストロの城」を観たことがあり、宮崎駿監督の作品だと知っている男性に会いましたが、周囲は彼がかなりのマニアックなアニメ好きである、と口をそろえるのです。宮崎作品で、しかもルパンでマニアックとは。筆者には驚きの反応でした。
20歳前後の彼らが宮崎作品だと言うのは「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」などで、幼稚園から小学生の頃に観ていたと言うのです。他の作品も、大人になってからテレビやDVDで観たそうです。
つまり、それ以前のジブリ作品に馴染みが深い私たちは、彼らから見ると完全な年増だったのです!! まさか宮崎作品でジェネレーションギャップを感じ、「カリオストロの城」で非モテにつながるマニアやオタク要素を感じさせるとは、計算外でした。
25歳以下の若者と接する際には、非モテのオタクだと思われないように、気をつけなくてはいけません。(松田)
【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/