事態が解決し、今週末にも来日して…。
そう切望していたに違いないのはテレビ東京系で放送されているKARAの主演ドラマ「URAKARA」の関係者。これまでスポーツ紙などに対して同局は騒動後は一貫して「収録も放送も予定通り」と強気だったが、26日になってついに「収録はリミットがありますし、近日中に何らかの発表をしなければいけないと思う」対応を急変させたのだ。
「収録済み28日放送の第3話までで、2月4日放送の第4話は一部しか撮影が完了していない。第4話の撮影期限は今週末で絶望的。代替番組の準備を検討している」(テレビ東京関係者)
メンバー5人のうち3人から契約解除の通知を受けている所属事務所のDSPメディアはドラマの件もあることから、韓国の芸能プロなどで構成された韓国演芸製作者協会に調査を依頼したところ、今回の騒動の“黒幕”の存在が浮かび上がってきたのだ。
「同協会は報道資料を通じて“黒幕”の存在を発表。それによると、その人物とは、契約解除を通知しているニコルの母親と長年にわたって親交があるドラマ制作会社社長のJ氏。報道資料によると、J氏はリーダーのギュリを除いた4人に、『仕事をうまくやるマネージャーと車もすべて準備されているので、必要なことがあればいつでもコール。これから仕事を担当する新しいスタッフらの連絡先を送るので保存しておいて下さい』などとDSPを辞めさせ、新たなマネジメント体制で活動させる準備をしていた。いわば引き抜き」(韓国在住の芸能記者)
DSPは26日、J氏を名指しした報道資料を出し、「(契約解除を要求した)メンバー3人が契約不当破棄を誘導した核心背後人物であるJ氏を後見人にして業務連絡をしてきたことは認められない。法的措置に着手した」と明かした。
対するJ氏は「騒動の“黒幕”ではない」と反論し、DSPへの法的対応を予告した状態で、今後は法廷闘争が繰り広げられそうで、「この問題が片付くまでKARAが活動するのは難しいだろう」(同)という。
来日中とも伝えられているKARAのメンバーたちだが、連日の報道をどんな心境で受け止めているのだろうか?