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詐欺グループに利用された芸能人たち

 高齢者に投資などを持ちかけて現金をだまし取ったとして、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の疑いで、健康食品販売会社「ロイヤルフーズ」社長の原田一弥容疑者ら計8人が逮捕されたが、同社の“広告塔”として同社主催のパーティーに呼ばれていた芸能人たちのギャラを、発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。

 原田容疑者らは2013年12月〜14年10月、返金能力がないにもかかわらず、元本保証と高利回りでの事業投資を募り、50代〜80代の男女8人から計約1億8000万円の現金をだまし取った疑いで逮捕された。

 同社は、人気歌手を呼んだパーティーを開催。集まった客から投資を募っていたというが、同社の元社員が同誌に明かしたところによると、出演した芸能人のギャラは演歌歌手の小林幸子と歌手で女優のあべ静江が150万円、歌手の柏原芳恵が100万円だったという。

 一部メディアの取材に対して、「30万円ほどのギャラをもらって、ツアーなどには出ていたが、どうやって金を集めていたかは知らない」などとコメントしていたのが元フォーリーブスの江木俊夫。

 しかし、実際には江木は、原田容疑者とともに逮捕された関連会社社長をつとめる原田容疑者の妻と蜜月。コンサルタント料も含め、月々200万円のギャラのほか、高級ブランド品や高級車など、この10年近くで1億円近くを懐に入れていたというのだ。

「この不景気のご時世、記事に出た歌手たちが1回の営業でもらうギャラとしてはかなり破格の金額。小林は紅白への復帰話も出ていただけに、不用意に仕事を受けることは避けるべきだった。名前が出てしまっただけに、しばらくテレビ各局も起用を控えることになりそうだ」(テレビ局関係者)

 同社の“広告塔”をつとめ、破格のギャラを手にしたが、それなりの“代償”を支払うことになりそうだ。

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