「2002年の日韓FIFAワールドカップの前には、当時の風俗業界を壊滅させた“歌舞伎町浄化作戦”が実行されましたが、今回の東京五輪でも同様の事態が起こるのは必至です」(ベテランの風俗ライター)
実際、都内ではすでに風俗店の摘発が相次いでいる。
「まだ難を逃れている店も摘発を恐れて、目立たないように看板を引っ込めているところも多い。東京の繁華街は、すっかり大人しくなっていますよ」(同)
いまや昼間の歌舞伎町は、大勢の家族連れの姿が見受けられるほどクリーンな街になりつつあるのだ。
だが、日本から“風俗の灯”が消えることはないようだ。
「地方に目を向けると、東京とは正反対の現象が起こっているんです。地方ではここ1〜2年で“人妻デリヘル”や“人妻マッサージ店”が急増。本来、風俗は若くて可愛いギャル系が人気を集めるものですが、なぜか地方では、人妻風俗が隆盛を極めているんです」(風俗雑誌編集者)
一体、なぜか!?
そこで今回、本誌は『東京五輪を前に急増する地方の人妻デリヘル&人妻マッサージ店』の実態を徹底取材。世界の祭典の意外な“裏側”に迫った。
まず、具体的にはどのあたりの地方で人妻風俗が盛り上がっているのか。
「東京近郊では千葉の幕張本郷がアツいですね。人妻デリヘルが激増しており、なかには地元の主婦グループたちで結成された援交型デリヘル(援デリ)も存在するようです」(スポーツ紙風俗班デスク)
店に電話をかけると、妙齢の女性店長が対応する店もあり、人妻の素人率も異様に高いという。
また、「路上待ち合わせ」システムを採用している店も多く存在する。
「駅前などで待ち合わせをして、そこから2人でホテルにシケ込むのですが、まさにリアル不倫感覚。僕が以前、指名した29歳の人妻は女優の杏似の美女でしたが、手を繋いでホテルに入る時、“どうしよう、すごく緊張してきたわ”なんて恥じらっていて、すごく可愛らしかったですね」(前出・風俗ライター)
さらに、東京近郊では町田、埼玉県の熊谷あたりも人妻系が激増。
「北関東では福島県の郡山市が盛り上がっていますね。特にマッサージ系の店が多く、よその奥さんとまったりした他愛のない会話を楽しみながら、イチャイチャ。ヌキは基本、手コキのみですが、こちらはマグロに徹して、人妻の優しくもイヤらしいテクニックで気持ちよくさせてもらえます」(前出・風俗班デスク)
一方、関西では大阪はもちろんのこと、京都の伏見インターチェンジあたりも人妻デリヘルのメッカと化している。
「はんなりとした京都の人妻が抱けるとあって、長距離のトラックドライバーの間でも人気が高い。インターチェンジの近くは、ラブホテル街もありますからね」(関西在住のライター)
それ以外にも、福井県や広島県も最近はギャル系が減って、人妻風俗が勢力を伸ばしているという。
「地方で人妻風俗が急増している理由は、大きく分けて3つあります。1つはギャル系風俗に比べると、人妻風俗は低コストで開業できるからです」
こう語るのは現在、秋田県で人妻デリヘルを経営する店長氏。風俗店にとって、一番の問題はどれだけ「美人」をそろえられるかだ。
「当然、若くて美人に越したことはないのですが、そういう“上玉”を雇用するには、求人広告費だけでも1人50万以上はかかるんです。さらに、地方は東京と違って、風俗で働きたいギャルの数が圧倒的に少ないので、期待通りの美女はそろわないんです」
(明日に続く)