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マスコミ業界がパニックに陥った「ASKA逮捕説」

 一部報道で覚醒剤などの薬物疑惑が報じられた「CHAGE and ASKA」のASKAは先月27日、自身のホームページで疑惑を完全否定した。だがその翌日の28日、「ASKA逮捕説」が業界中を駆け巡り、マスコミが一斉に動く大騒動が勃発していた。

 疑惑が報じられてから1か月以上経った先月末、ASKAはHPで「記事にあるような、違法なことは一切やっていませんし、あのような言動、行動に関しましても、一切ありません」「今回の記事にあるような依存性の症状などがないことは、前回のコンサートに参加して下さった皆さんには、はっきりと証明できていると思っています。それだけに今回の記事が事実無根であることは、皆さんが一番理解してくれていると僕は信じています」などと自ら記し、完全否定した。

 渦中のASKA本人が声明を出したことで一件落着かと思いきや、まったくそうではなかった。ワイドショー関係者は「HPにアップした翌日の昼頃から、電話が鳴り止みませんでした。話の内容はすべて『ASKAが一両日中に逮捕されるという話があるが、聞いているか?』というものです。芸能マスコミだけではなく、テレビ局や一般紙の社会部も動いていたようです」

 「ASKA逮捕説」が一斉に流れたことで、マスコミ業界はパニックの様相を呈していた。話の内容も徐々に具体的になっていき「警視庁が動いている。明日逮捕だ」「北海道警察に逮捕される」「いやいや、長野警察らしいぞ」などという話が飛び交っていたのだ。

 だが蓋を開ければ、ASKAが逮捕される様子はまったくない。いったい騒動の原因はなんだったのか? 「どうやらある週刊誌がASKA近日中に逮捕という情報をキャッチし、確認のために裏取りしている過程で、全マスコミに回ったみたいです」と週刊誌関係者は語る。

 そもそもASKAが逮捕される可能性はあるのか? 「それはないと聞いています。そもそも仮にASKAが報道の通り薬物中毒だとしても、これだけ大々的に報道されると警察も動きにくいのですよ」と社会部記者。とにかく今回の騒動で分かった事は、ASKA本人が否定しようと、それを100%信じているマスコミ関係者はいないということだ。

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