ASKAは「今回の記事に遭遇し、非常に憤慨し、不愉快な思いをされたことと思います」とファンに問いかけ、「僕自身が最大級にそうでした。こんな出来事が自分の身に降りかかるとは、夢にも思っていませんでした」と身の“潔白”を強調。そのうえで、「記事にあるような、違法なことは一切やっていませんし、あのような言動、行動に関しましても、一切ありません」と真っ向から疑惑を否定した。
それでも、「ただ、僕にも不注意なことはあったかもしれません。音楽関係者といって近づいてきた人がいました。非常に感じの良い人だったので心を許してしまいました。しかし、しばらくして、お金の話など怪しい言動がみえたため、すぐに関係を断ち切りました」と疑惑の“火種”となるような人物との接触は認めたが、「反論すること、法的手段に訴えること、あらゆることを考えました。しかしながら、そのひとつひとつが時間の無駄で無意味なことに他なりません」とこれまで記事に対するリアクションを起こさなかった理由を説明。
ASKAの体調不良により、8月に予定されていたチャゲアスのライブが延期されていたが、「この悔しさは、音楽で取り払ってみせると決心いたしました」、「これからどんな状況になろうとも、納得できる音楽を届けることが、僕の使命です」とファンにライブの実現を誓った。
「文春」の記事によると、ASKAはここ数年、重度のシャブ中に陥っており、中学時代の同級生である現役の暴力団組員から、札幌市内に購入した隠れ家で薬物を調達していたが、購入をめぐってトラブルがあり、その暴力団員がASKAが覚醒剤を吸引する現場を隠し撮りし、その映像で脅迫されているというのだ。同誌記者がASKAを直撃したところ、薬物中毒については「ぜ〜っんぜん。もう、ぜ〜んぜん。ハッハッ」と否定したというが、全体的にも以前より太った印象で目が据わっている状態で、顔に艶がなかったというから音楽活動再開は絶望的な状況の様子だったとか。
また、「文春」の後に発売された「フラッシュ」(光文社)では、ASKAに3年間にわたって覚醒剤を売っていたという暴力団幹部がASKAが深刻な中毒症状に陥っていたことを告白していた。
疑惑を裏付けるような“証拠”を報じられてからかなり期間を空けての完全否定となったが、果たしてその裏側とは?
「多くの音楽関係者が、『文春』の報道が出る前、以前とは明らかに様子の違うASKAを目撃していた。ところが、記事が出たところ、ASKAも相当焦ったようで、都内近郊の専門病院で“薬抜き”をしたという情報も。逮捕される可能性もなく、薬物検査をしても“シロ”になる状態になったのでようやくコメントを出したのではと言われている」(音楽関係者)
チャゲアスファンにとってはひと安心に違いないが…。