「お笑い」とは土俵の違う映画での主演抜擢となったムーディー勝山だが、「話を聞いた時は飛びつきました!! 興味あります。いつでも動けますみたいな(笑)」と“ノー”の選択肢は全くなかったという。もちろんスケジュールに余裕があったことも事実なようだが、「僕みたいな芸人は一発屋と呼ばれるんですが、よくテレビ番組で占いをさせらることが多いんです。そこで、“お先真っ暗ですね”なんて言われて(笑)。僕はそんな時に、よく“役者とかお笑い以外の仕事も請けた方がいい”と言われることが多かったんです」と以前から“役者”への興味があったことを語った。
また、同オムニバス映画の他の作品には、お笑い芸人のレイザーラモンRGも出演しているが、ライバル意識はあるのか。「もちろん、RGさんには負けたくないですね。でも、作品を見たら、たぶん、僕が勝ってます。はっきり言って下手でした(笑)」と自信満々。レイザーラモンRGの演技を見て、「勝ったな」と鼻で笑ったという。
ちなみに、今回の映画をきっかけとして、他に役がくればどんな役をやりたいのか。聞いてみると、「ほんとに、なんでもいいので、出演したいです。こういう言い方をするとコンセプトがないみたいなんですが…仕事を下さい!!」とこだわりは持っていない様子。そこで、「もし、俳優の高倉健とでムーディー勝山、二人だけの出演の2時間の映画をつくりたいというオファーがきたら?」とたずねると、「高倉健さんとマンツーマンで…たぶん、胃が半分くらい潰れると思いますけど、それでもOKです」と意気込みは十分。
そして、最後には、「役者・ムーディー勝山をぜひ見て欲しい。こういうことを言ってはいけないのですが…僕は一般のお客さんより、ぜひ、映画業界関係者、テレビ業界関係者、代理店のみなさまに見て頂きたいです。ぜひムーディー勝山を使って下さい」と猛アピール。これからは、意気込み十分の「役者・ムーディー勝山」に注目だ。