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ハリウッド映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のモデルになったUFOロサンゼルス空襲事件とは

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画像はイメージです。

 ハリウッド映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』が大変な前評判になっている。これは突如襲来した異星人と米国との戦争を描いたものだが、実はこの映画のモデルになった事件が過去にあった。

 1942年2月25日の午前2時15分、ロサンゼルス沖合いに未確認飛行物体を捕らえた。2時25分からロサンゼルス市内に空襲警報が発令され、高速で迫る飛行物体の正確な数は把握できなかったが、一説には30機から40機襲来していたとも言われている。
 米軍はこの飛行物体に対し対空砲を使って、1,400発を超える砲弾を撃ち込んだが、謎の飛行物体は一機も墜落することなく飛び去った。この事件はUFOマニアの間で、『ロサンゼルス空襲事件』と呼ばれて広く知られている。

 この事件を基に制作されたのが『世界侵略:ロサンゼルス決戦』である。70年近く経った今でも軍事マニアやUFOマニアの間で、この事件はよく話題になる。
 当時、アメリカは日本軍による本土攻撃におびえていた。実は『ロサンゼルス空襲事件』の二日前、2月23日に日本海軍所属の潜水艦がサンタバーバラ北方の町、エルウッド沖合に浮上、燃料タンクに向けて20分間砲撃を加えるという衝撃的な事件が起きたばかりであった。

 このような状況から判断し、レーダーのゴースト現象に混乱した軍部が一人相撲をとったという説、プラズマや流星群を敵機だと勘違いし攻撃してしまったという説、飛んできたバルーンを敵機と誤認した説が唱えられている。現在、最もポピュラーになっているUFO空襲説だが、当時はUFOや宇宙人襲来という概念が無く、UFO事件にカウントされるようになったのは、後年のことである。

 このロサンゼルス上空を襲ったUFO群の正体は不明だが、似たような事件は近年でも多々起こっている。2010年10月13日には、ニューヨーク上空にUFOが出現し、多くの市民に目撃され、2010年12月4日には、横浜アリーナの上空にUFOの大群が出現、2011年5月8日には新宿上空に百機以上が飛来しているのだ。

 事実と映画が交錯する不確かな現代、だからこそUFOは人間の心の隙間に出現するのだ。

(解説:山口敏太郎/山口敏太郎事務所)

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