愛莉は、神奈月とは幼少期からの付き合いのようで、「腕毛の生え方が父に似てきている」と近くで見てきた人間ならではの特徴を指摘した。実質的に娘公認のモノマネとなったといえる。
モノマネ芸人にとって、本人の公認、非公認は大きな境目といえる。ほとんどの場合は、本人が温かく受け入れるが、なかには怒りを買ってしまう場合もある。
「山本高広の織田裕二のモノマネは本人公認ではありません。織田が『僕は笑えない。見ていると心配になってしまう』とコメントしています。これは、織田裕二一本で行けるのかといった部分を含めて将来性を心配したエールともいえます。山本はほかにも多くのレパートリーを持っており、現在も活躍中ですが、織田ネタの比率は以前より下がっていますね。花香よしあきの市原隼人のモノマネも、当初は本人がブログで怒りを表明しました。ただ、現在は和解しているともいわれていますね」(芸能ライター)
一方で、本人公認となっても、気配りは必要なようだ。
「貴乃花親方など、いかにも怒られそうなレパートリーも多い松村邦洋は、モノマネする対象にお歳暮を送っているようですね。直接会えなくとも挨拶を欠かさないようにすることで、本人との関係を保っているのです。さらに、岩崎宏美の“アゴ芸”、五木ひろしの“ロボットダンス”など、失礼系モノマネで知られるコロッケも本人と食事をともにするなど、直接顔を付き合わせることで関係を保っているようです。ただ、さすがに野口五郎の“ハナクソ食べ”モノマネは、いまだに非公認なようですが、『笑って許してもらえる』黙認レベルをキープしていますね」(前出・同)
モノマネ芸人として食べて行くには、クオリティはもちろんのこと、本人との関係性も重要なようだ。