遠野といえば、09年5月に一般男性と結婚したが、わずか2カ月で電撃離婚して、周囲を驚かせた。その後、「過去に7股をかけていた」などの衝撃発言で話題になったが、所属事務所との方向性の違いから、12年3月で東宝芸能を実質的にクビになり、同年4月からは、ワイルドビジョンに所属している。
遠野は79年11月22日生まれ、神奈川県出身。91年に本名の青木明美の名で女優デビュー。芸名を遠野凪子と改めた後(10年5月に「なぎこ」に改名)、95年にはNHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」に出演。99年にはNHK朝の連続テレビ小説「すずらん」でヒロインを務めた。当時は演技力に定評がある清純派女優だった。
その一方で、幼少期から母親の虐待に遭った影響で、現在も摂食障害、強迫性障害、醜形恐怖症の精神疾患を抱えていることを告白。13年3月に出版した「一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ」(ブックマン社)、今年4月に出した「摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。」(同)では、赤裸々に自身の過去、病気のことを記している。
事務所を移籍してからは、女優業のみならず、バラエティ番組への出演が増え、独自の世界観を確立している。
タレントウォッチャーのA氏は「子役から始めた遠野ですが、正直、美人なのか、そうでないのか、好みがハッキリするタイプ。ただ、やや吊り上った目尻が、ドSっぽく見えて、とてもセクシーです。好きな人にとっては、たまらない色香を感じるのでは…」と語る。
“朝ドラヒロイン”のイメージは、すっかりなくなった遠野ですが、今後も個性を生かして活躍してほしいものです。
(坂本太郎)