そこで際立ったのが一茂の英語力である。ぎこちなさはあるものの、堂々とした態度で単語をつなげて英語をしゃべり、きちっとコミュニケーションが取れていたのだ。これに関しては、司会のフットボールアワーの後藤輝基も「すごない?」と驚きの様子だった。さらに、トレーニング後はアメリカ人美女との英会話も楽しみ、プロ野球選手を引退後にテレビ番組のコメンテイターになったが、口が悪かったためプロデューサーから「You're fired!(お前はクビだ!)」と言われたエピソードを話し笑いを誘っていた。出演者の指原莉乃も「ジョークまで……」と驚きの様子だった。
これを受け、ネット上では「一茂ってアホキャラとばかり思っていたけど、英語意外と喋れるんだな」「プロ野球時代にチームメイトには外人もいたもんな」「やっぱり英語って知識よりもフィーリングなんじゃね?」といった声が聞かれる。さらに、「一茂の英語センスってミスター譲りなんじゃないの?」といった指摘もある。
一茂の父親は、読売ジャイアンツ終身名誉監督の長嶋茂雄氏である。長嶋さんの英語にまつわるエピソードは数多い。アメリカへ行き「このあたりの子供は英語がうまいね」「こっちは外車が多いんだね」と話した、自己紹介で「I live in Edo」と発言したなど、尾ひれのついた伝説も多い。さらに一茂も、今年6月放送の「おしゃれイズム」(同)で、大学時代に英語の授業で「THE」を「テヘ」と呼んだといったアホエピソードが暴露された。それでも、フィーリングでなんとなく通じてしまう英語力は、父親譲りともいえるかもしれない。
一茂は生意気ながら憎めないボンボンキャラで、今年のバラエティ番組で再ブレイクを果たしている。今回の英語ロケも話題を呼んでおり、今しばらく一茂ブームは続きそうだ。