BABYMETALは、「アイドルとメタルの融合」をコンセプトにするメタルダンスユニット。メンバーはすべて、中学校卒業までが所属できるアイドルグループ、さくら学院の出身で、乃木坂46の中元日芽香の妹であるSU-METAL。さくら学院では生徒会長(リーダー)を担当していたMOAMETAL。小学生の頃からさくら学院に所属していたYUIMETAL。以上の3名だ。
2010年に、さくら学院の部活動「重音部」として活動をスタートさせ、2011年にはユニット名を「BABYMETAL」と決定。「ド・キ・ド・キ☆モーニング」のミュージック・ビデオをYouTubeで公開すると、海外メディアからも注目されるようになり、2012年には、都市型ロック・フェス「サマーソニック」に最年少で出演した。
海外でも評価を得ていることから、フランス、イギリス、アメリカ、メキシコ、スイス、イタリアなどでワンマンライブを成功させ、今年の9月には東京ドームの舞台にも立っている。さらに今年は、世界同時発売の2ndアルバム『METAL RESISTANCE』が全英総合アルバムチャートで15位を記録し、日本人の最高位を41年ぶりに更新。オーストラリアの総合アルバムチャートでは7位で日本人初のチャートイン、全米チャートでも日本人としては坂本九以来、53年ぶりのトップ40入りを果たした。紅白歌合戦への出場への実績は十分すぎるくらいだ。
また、基本的に現在のアイドルの主流の売り方であるファンとの接触イベントはない。昨今のアイドルは“握手が本業”と揶揄されることが多いが、そんな中で、BABYMETALはパフォーマンス自体を売りにしている。アイドル戦国時代とも呼ばれる中でも、かなり異色のグループといえる。
今回の紅白歌合戦では、SMAPの出場がどうなるかが、世間的にはもっとも注目されているが、BABYMETALの動向も目が離せない。