開会式や閉会式、そのほかに関連するイベントなど、芸能界にとっても大きなビジネスチャンスとなるのが東京五輪。「世界から注目を集めるイベントですから、何とかこのタイミングで大きなことをやりたい、関わっていきたいと思っている芸能事務所は多いです。ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長もその1人といわれています。演出家の蜷川幸雄さんが亡くなったとき『昭和と平成を見事につなげた人が、東京オリンピックを待たずにさよならなんてずるいよ』とコメントを出していたくらいですからね。それに秋元康さんもオリンピック関連の役職に付いている。何かしらの形で関わりたいというのはあるでしょう」とある芸能関係者。
当然、水面下では五輪関係者に接触を図ろうとしている事務所幹部もいたりと熱い戦いになっているというが、「中でも猛烈にプッシュを仕掛けているのが、『BABYMETAL』。事務所も彼女たちならいけるのではと力を入れ始めているそうです」と同関係者。
今年のイギリスの「KERRANG! AWARDS 2016」で「BEST LIVE BAND」を受賞したのをはじめ、世界各国のフェスに出演するなど、世界で活躍している。「どんなに日本で人気があるジャニーズのタレントが出てきても世界的に見れば『だれ?』となる人も多いでしょうが、彼女たちは世界的に知られていますからね。大きなアドバンテージだろうと言われています」と同関係者。この戦いは始まったばかりだ。