ここ数年、既に宇多田ヒカルは目立った音楽活動をしていなかったようなので、たとえここで彼女が隠居生活に入ろうと大して驚かなかった。10代で爆発的なヒットを飛ばした宇多田は、もう一生分稼いだようなものだし、みんなまだカラオケでも歌ってるからこの先も毎年印税が入ってきて安泰。とにかくお金には困らないだろう。若い時から騒がれて一般人的な経験はできなかったろうから、どうぞゆっくり休むなり旅行するなりマックでバイトするなり思う存分「人間活動」してもらいたい。
しかし、宇多田の休業は宇多田でメシを食っていた様々な人を窮地に立たせる。大きなところでは彼女の音楽活動に携わっていたミュージシャンだとか裏方の人、レコード会社の人、彼女のお父さん、その他もろもろ。音楽業界全体にも影響があるかもしれない。本当はみんな宇多田に仕事してもらわないと困るのであろう。そして困ったのが、いまだに髪の毛をピンク色に染め、初期の宇多田ヒカルのマネを本業とし、東京都内のショーパブやパチンコ店の営業で活躍するミラクルひかる。彼女は宇多田の「人間活動」によりこの先の「芸人活動」を大きく脅かされている。
ミラクルひかるは、元美容師で宇多田ヒカルの大ファンだった。好きが高じてモノマネをするようになり、プロに。実際宇多田とはテレビで共演したり、ネットで紹介されたり、モノマネもご本家公認の仲だ。最近では宇多田本人があまりテレビに出ないため、ミラクルのモノマネで宇多田の存在を思い出すほどお茶の間に定着していた。そのミラクルひかる、8日のブログを見てみると、週末行われた東京・阿佐ヶ谷商店街の七夕まつりに、仕事ではなく遊びで出かけた模様。まだ宇多田の休業には気がついていないようだった。今頃知って真っ青であろう。
前は太っていたが、年とともにスリムになって最近週刊誌のグラビアに登場するほどキレイになったミラクル。早乙女太一のファンである事を公言したりとここのところ露出度も高い。実は上野樹里から青汁のおばさんまで、宇多田ヒカル以外のモノマネのレパートリーもたくさんあるのだ。しかし彼女の所属事務所はアノ有名タレントの独立で大騒ぎになっているところ。もう用済みとか言ってポイ捨てされないか心配だ。どうか、お茶の間の皆様、宇多田ヒカル休業中もミラクルひかるをお忘れなく。(コアラみどり)