今週の東京デビューの注目馬は、2月24日(月)第5R芝1800m戦に出走予定のレッドボルゲーゼ。馬名の由来は「冠名+ローマの庭園名より。母名より連想」。牡、栗毛、2011年3月12日生。美浦・鹿戸雄一厩舎。父コンデュイット、母サンデーピクニック、母父サンデーサイレンス。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は東京ホースレーシング。愛馬会法人・東京サラブレッドクラブの募集馬で総額2400万円。半兄には07年アーリントンC(GIII)、08年函館記念(GIII)を勝ったトーセンキャプテン(父ジャングルポケット)や、主にダート中距離で活躍し、全5勝を挙げたトーセンアドミラル(父キングカメハメハ)がいる。本馬は頸、胴ともに長く、距離は長めの方が良いだろう。繋ぎは程良い長さと角度で、胸前は深く、肩から上腕にかけての筋肉は申し分ない。全体的なバランスから見ると、もう少しトモに逞しさがほしい気もするが、現時点では問題なし。父コンデュイット産駒らしく、良い脚を長く使うタイプだろう。なお、鞍上には三浦皇成騎手を予定している。
京都デビューの注目馬は、2月23日(日)第6R芝1800m戦に出走予定のポーシア。馬名の由来は「ヴェニスの商人に登場する美貌の才女」。牝、鹿毛、2011年3月23日生。栗東・藤原英昭厩舎。父ディープインパクト、母レディオブヴェニス、母父Loup Solitaire。生産は白老町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主はサンデーレーシング。愛馬会法人・サンデーサラブレッドクラブの募集馬で総額4000万円。半兄にはフェイムゲームが勝った13年京成杯(GIII)で2着に入ったアクションスター(父アグネスタキオン)がいる。本馬の顔つきは父ディープインパクトにそっくりで、しなやかな筋肉の持ち主。牝馬にしてはしっかりとした胴回りをしており、内臓面に不安なし。小柄ではあるが、胸前、上腕、トモ、ヨロと各パーツしっかりとした造りをしており、如何にもキレで勝負するようなタイプ。距離はマイルから2000mあたりが良さそうだ。なお、鞍上にはD・バルジュー騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。