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嵐・相葉主演のドラマ貴族探偵、つまらないから数字が下がり再び沸いた「月9廃止論」

 嵐の相葉雅紀が主演するフジテレビの月9ドラマ「貴族探偵」の低迷に再び、局内では「月9廃止論」が巻き起こっている。

 相葉のほか、武井咲、生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂と豪華キャストをそろえた「貴族探偵」。初回の視聴率こそ11.8%だったが、2回目は8.3%と急落した。「相葉の演技がひどすぎる、いやいや棒読みの演技こそ原作に忠実だ、などとネット上では議論になっていますが、話題になっているほど視聴率は上がっていない。豪華キャストで15%は最低ラインといわれていますが、はっきりいって局内でも『つまらない』というのが多数。2話目で一桁ですから、先々、上がる見込みはない。再び、局内では月9を廃止したほうがいいんじゃないかという話が沸き起こっているんです」とは制作会社関係者。

 近年は月9といっても数字の見込めるものはなく、「廃止論」が渦巻いていた。フジの亀山千広社長は低迷する月9ドラマの存続について今春の定例会見で「月9そのものにドラマがあると思う。そのドラマ枠を続けていく」と明言したことと、「貴族探偵」の1話目がまずまずだったことで、一応、収まっていたかのように見えたが、下げ止まらないだろうという空気感が再び、「廃止論」を呼び起こした格好だ。

 そもそもドラマの作り方からも無理があるという。「いいキャストがそろっていれば視聴率が取れるだろうという考えから抜け出せていないんですが、これが負の連鎖を招いている。そもそもそんな時代ではないし、今や出れば数字が取れないと俳優陣が叩かれるので、誰も出たがらない。だから、金を積んででも豪華キャストで数字を取りに行くが、豪華キャスト過ぎて制約が多くなり、結果つまらなくなる。つまらなくなるから数字が下がるって具合にね。今回の『貴族探偵』なんかは典型例ですよ」と同関係者はいう。

 別の芸能関係者は「亀山社長がどこまでこの声に耳をふさいでいられるかってところです。あまりにも固執するようなら立場も危ういですよ」。

 視聴率の下げ止まりを期待したい。

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