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WBCはMLBの『ショーケース』 対オーストラリア壮行試合の舞台裏

 WBC第1ラウンド『B組』のオーストラリア代表との壮行試合は“伏兵”相川亮二捕手(36)の一振りで、コージジャパンに初勝利がもたらされた(2月23日)。
 「7回まで1安打」という打線の低迷は心配だが、ネット裏のメジャースカウトも「ガッカリ…」といった表情を浮かべていた。
 前回大会、米国スポーツ雑誌でこんな特集が組まれていた。「メジャーリーグに登録されていない海外有望株20人」−−。同企画に関わった米国人ライターによれば、1位はダルビッシュ、2位はキューバ代表のアロルディス・チャップマン、3位は岩隈久志だったという。奇しくも、上位3人は現在、メジャーリーグに所属している。

 「5位が昨年12月、ドジャースと『6年総額3600万ドル』(約30億円)で契約した柳賢振(リュ・ヒョンジン=26)でした。今大会で、メジャースカウトが注目している投手は2人です」(同米国人ライター)
 オーストラリアとの壮行試合に先発した田中将大(25)と、韓国屈指の右腕・尹錫みん(ユン・ソクミン 27=起亜)である。田中は前述の前大会レポートでは4位にランクインされており、ユン・ソクミンは今シーズン終了後にFA権を取得するという。
 「ユン・ソクミンは前大会のランキングで18位でした。韓国球界では味方打線の援護に恵まれず、勝ち星が伸びない年もありますが、09年と比べ、逞しくなった印象もある。メジャーでも先発で十分にやっていけると、米スカウトは評価しています」(前出・同)
 一方の田中だが、オーストラリア戦で先発したものの、3回を投げ、『自責点2』。京セラドーム大阪まで駆けつけたメジャースカウトは、「今日の登板で今までの評価が変わることはない」と“フォロー”のコメントを出すだけだった。

 前出の米国人ライターがこう続ける。
 「田中の場合は(田中獲得に動くとしたら)、所属の楽天球団がポスティングに掛けるかどうか分かりません。岩隈がポスティングに掛けられたときは、確か、前年の契約更改で米挑戦の意志を伝え、翌年のチームに貢献してからだったと記憶しています。そういう段取りも見えない以上、前大会のダルビッシュに対して行われたスカウティングに同じ方式になると思う」
 ダルビッシュと同じ方式とは、「有事に備え、情報を集めておく」というもの。現時点で楽天サイドからも田中のポスティングに関する動きはなく、岩隈という前例に従えば、楽天球団は“ファンサービス”の面からも、「来年オフに挑戦」と公表するだろう。

 しかし、こんな見方もある。
 「岩隈から米挑戦の気配が出始めたのは前回WBC後(09年)でした。本人の気持ちの中に『いずれは…』の思いはあったにせよ、米スカウトの高い評価を知って、2010年のポスティングへと具体化したとも言えます。田中が今大会で“手応え”を掴めば、今シーズン終了後に球団と相談し、今オフのポスティングの可能性も探るのではないか?」(プロ野球解説者の1人)
 とはいっても、こちらも『憶測』の域は出ていないが…。
 WBCをメジャーリーグ・スカウトのショーケースと称する外国メディアも見られた。

 田中の不調は山本浩二・代表監督にとって頭の痛いところだが、盟友でもある楽天の星野仙一監督は安堵していたかもしれない。

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