問題となっているのは、2013年以降のケラリーノの公式ツイッターのツイート。ケラリーノは東京オリンピック・パラリンピック誘致決定前の2013年5月12日にツイッターを更新し、「オリンピックやるなら開会式の演出するよ。頭下げてお金を一杯くれるなら。あと盛り下がっていいなら」とツイートしていた。さらに同7月28日にも、「開会式の演出をやりたいですか?」というファンの声に答える形で、「大金を積まれればやるということだけは決定しています」と記していた。
また、誘致決定後も「大袈裟だと思われるかもしれないが、東京五輪が決まった一昨日早朝の衝撃があまりに大きくてずっと具合悪い。そして世の中の浮かれ様。もはや何を言ってもという風潮だから、言葉を費やしたくもない。カフカの小説みたいだ。隠蔽は増長され、復興は遅れ、手放しで喜べない者は鬱陶しがられる」と否定的につづったり、「この際、『こんなに放射能を撒き散らしている国なんかにオリンピックなんかやらせるわけにはいかない』と、世界からバシッと言って頂いた方がよいと思う私です」「オリンピック招致と汚染水問題を結びつけるなとの声も聞こえるが(中略)何を根拠に安全を謳えるのか」と安全性を疑問視するツイートも。さらに、2018年にも「俺がオリンピックに噛むわけないじゃないか。何億積まれても断る」、今年7月25日にも「オリンピック中に東京にいたくない。そうもいかないが」と東京オリンピックに否定的な言葉をつづっていた。
ケラリーノのこれらのツイートは演出が決定した10日頃から話題に。ネットからは、「ここまで言ってるのになんで引き受けたんだろう…」「お金積まれたのか?」「手のひら返しがひどすぎる」といった声が挙がっている。
ケラリーノがステージの演出を務めるのはオリンピックではなくパラリンピックではあるものの、二つは同時に開催される大会。発言の真意について説明を求める声も多くあった。
記事内の引用について
ケラリーノ・サンドロヴィッチ公式ツイッターより https://twitter.com/kerasand